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今永昇太がカブス決定! 吉田正尚に続くMLBで明暗くっきり分かれた「2015年ドラフト1位12人」

2024.01.13


DeNAからポスティングシステムを用いてMLB移籍を目指していた今永 昇太投手(北筑出身)が、カブスと契約した。カブスには鈴木 誠也外野手(二松学舎大附出身)や、マイナー契約ながらDeNAでチームメートだったエスコバー、前阪神のブルワーも在籍。日本のファンも馴染みやすそうだ。

今永は2015年ドラフト1位で指名を受け、駒澤大からDeNAへと入団した。同期のドラフト1位には、1年早く海を渡ったレッドソックス・吉田 正尚外野手(敦賀気比出身)がいて、MLBプレーヤーは2人となった。今永と吉田の2人は、NPBで確固たる成績を残したが、その他のドラフト1位の10人は、現在どのような状況なのか。

今永と吉田と同様に、大卒で入団したのは多和田 真三郎投手(中部商出身)、岡田 明丈投手(大阪商業大高出身)、髙山 俊外野手(日大三出身)、上原 健太投手(広陵出身)、桜井 俊貴投手(北須磨高出身)、原 樹理投手(東洋大姫路出身)の6人だ。

このなかで、今シーズンもNPBで支配下契約を結んでいるのは、日本ハム・上原とヤクルト・原の2人だけ。上原は昨年キャリアハイとなる101.1回を投げ4勝をマーク。今年は先発ローテーション入りの期待がかかってくる。一方の原は、プロ入り後初めて1軍での登板がなかった。

多和田、髙山、桜井の3人はすでにチームを去った。多和田は六花亭、髙山は今年から2軍に参戦するオイシックス新潟アルビレックスBC、桜井はミキハウスにそれぞれ所属している。岡田は今年から育成契約となっている。

高卒で入団した選手は小笠原 慎之介投手(東海大相模出身)、平沢 大河内野手(仙台育英出身)、オコエ 瑠偉外野手(関東一出身)、髙橋 純平投手(県立岐阜商出身)の4人。小笠原は3年連続で規定投球回に到達。先発ローテーションの柱に成長した。しかし平沢とオコエは、ここまで規定打席の到達は1度もなく、苦しい状況だ。髙橋はこのオフに戦力外通告を受け現役を引退した。

2015年のドラフト1位指名選手からは、今永と吉田の2人は大出世を果たした。一方で、その他の10人を見ると小笠原と上原以外の8人は苦戦している。9年目のシーズンとなる今年、巻き返しを図ることができるだろうか。

<2015年ドラフト1位指名選手>
今永 昇太(駒澤大→DeNA/現カブス)
吉田 正尚(青山学院大→オリックス/現レッドソックス)
小笠原 慎之介東海大相模→中日)
上原 健太(明治大→日本ハム)
原 樹理(東洋大→ヤクルト)
平沢 大河仙台育英→ロッテ)
オコエ 瑠偉関東一→楽天/現巨人)
岡田 明丈(大阪商業大→広島)※現在は育成契約
髙山 俊(明治大→阪神/現オイシックス新潟アルビレックスBC)
桜井 俊貴(立命館大→巨人/現ミキハウス)※社会人野球
多和田 真三郎(富士大→西武/現六花亭)※軟式野球
髙橋 純平県立岐阜商→ソフトバンク)※現役引退

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この記事の執筆者: 勝田 聡

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