【東京】1回戦 早大学院 vs 都立日比谷
早大学院がコールドで初戦突破!投打で圧倒して今夏ベスト4の実力を発揮!
<令和5年度秋季東京都高校野球大会:早大学院10―0都立日比谷(5回コールド)>◇8日◇1回戦◇都営駒沢
今夏西東京大会ベスト4の早大学院が秋季大会1次予選を勝ち抜いた都立日比谷と対戦。10対0と大差をつけコールド勝ちを収めた。
早大学院は4番に1年生の古田 裕太内野手を起用するなどフレッシュなメンバーがスタメンに並んだ。そんな早大学院打線は初回から火を噴いた。
先頭の野田 俊輔外野手(2年)の死球などで2死満塁のチャンスを作ると、6番・吉村 健生外野手(2年)が意表を突くスクイズで先制。「吉村にはバントの練習を人一倍させていたので、相手の守備位置を見て指示を出した」(木田監督)と練習の成果を発揮し、幸先良く先制点を奪った。さらに、続く坂口 凜外野手(1年)の走者一掃となる3点適時三塁打で得点を加えるなど、打者一巡の猛攻でリードを5点に広げた。
投げては先発の平井 大翔投手(2年)が打たせて取るピッチングを披露。初回を3者凡退に抑えると、2、3回はランナーを背負いながらも安定した投球を続けた。要所で球を低めに集め、都立日比谷打線を手玉に取りチームに流れを呼び込んだ。
得点が動かないまま迎えた3回、早大学院打線が再び都立日比谷のエース・高野 遥生投手(2年)を襲う。5番・村野 太亮捕手(1年)、吉村の連続安打とエラーが絡み満塁のチャンスを作ると、山田 遥斗内野手(2年)が四球を選び押し出しで追加点。さらには池田 晄太郎内野手(2年)、野田の連続適時打で点差を10点まで離した。そのまま試合は5回まで進み10点差がついたためコールドゲームとなった。
木田監督は、「まだ絶対的なレギュラーは多くない。次の試合も違った選手が出場する可能性もあるが、試合に出る選手たちは頑張ってほしい」と気を引き締めた。
都立日比谷の主将、今野 直太郎外野手(2年)は、「守っていても打球の力強さや、スピードに力の差を感じた。今日は負けてしまったが、来春の都大会はシードを狙って頑張りたい」と前を向いた。