【千葉】決勝 中央学院 vs 専大松戸
中央学院がまたも好投手を攻略し、逆転勝利!5年ぶりの秋季大会優勝
<第76回秋季千葉県高校野球大会:中央学院7ー1専大松戸>◇1日◇決勝◇千葉県総合スポーツセンター
ここまで中央学院は好投手をしっかりと攻略して勝ち上がってきた。専大松戸は147キロ右腕・梅澤 翔大投手(2年)こそ登板しなかったが、県内なら好投手レベルに入る八津 快洋投手(2年)、林 将斗投手(2年)が登板。しかし、中央学院打線はこの2人の攻略にも成功した。
3回に犠飛で1点を先制された後の4回、中央学院は森田 倫揮内野手(2年)の適時打で同点。さらに岩崎 伸哉外野手(2年)の2点適時打で勝ち越しに成功した。そして9番・佐藤 佑人捕手(1年)の犠飛で4対1に。
5回には4番中村 研心 内野手(2年)のランニング2ランで6対1、8回の水嶋 悠外野手(2年)の適時打で7対1とした。
谷津も、林も、135キロ前後の速球を投げる。谷津は他の投手にはない切れもあり、林も135キロ以上を連発。梅澤がいなければエース格というぐらいの力量を持った投手である。しかし中央学院の選手たちは、そういう投手の球を確実にハードコンタクトして、鋭い打球を飛ばした。
大柄な選手といえば、エースの蔵並 龍之介投手(2年)ぐらいで、俊足型で小回りが利きながらも、パンチ力のある打者が揃う。その打撃力で、県大会は八千代松陰、木更津総合、東海大市原望洋、習志野、専大松戸と次々に強豪校をなぎ倒して頂点に立った。
ここ一番で見せるビッグイニングが光った中央学院だが、相馬監督は「まだ序盤の戦いが苦しい感じがします。先制して優位に試合運びができると良いと思います」と関東大会へ向けて課題を語った。
選手たちも、強豪校と戦い、勝利できたことに喜びを感じていたものの、まだ自分たちの打撃内容については課題を感じていた。投手も兼ねる遊撃手の颯佐 心汰内野手(2年)は「これからの練習、練習試合で修正していきたい」と課題を語った。
敗者復活戦から勝ち上がっての優勝。決勝戦で粘り強さを象徴する戦いぶりを見せた中央学院ナインは、関東大会で2017年以来、6年ぶりの優勝を狙う。