【神奈川】準決勝 桐光学園 vs 鎌倉学園
慶應義塾を完封した桐光学園のエースは10安打を打たれながらも1失点完投!バッテリーの活躍で4年ぶりの関東大会出場
<神奈川県高校野球秋季県大会:桐光学園7-1鎌倉学園>◇30日◇準決勝◇サーティーフォー保土ヶ谷
桐光学園が粘り強い攻めで、決勝進出を決めた。
1回、桐光学園は大型内野手・森 駿太内野手(2年)の三塁内野安打からチャンスを作り、1死満塁のチャンスから内野ゴロの間に1点先制。そして3回には4番・中村 優太捕手(2年)の2ランで3対0と突き放す。
中村は「まだ調子は良くないですが、高めに浮いた球をたたくことができました」と自分のやるべきことをしっかりと実践した。
4回には矢竹 開外野手(2年)の適時打で4対0として、主導権を握った。
8回にも3点を追加し、7対0とするが、鎌倉学園が1点を返し、コールドを阻止した。
慶應義塾戦で完封勝利を挙げた法橋 瑛良投手(2年)は10安打されながらも1失点完投勝利。法橋は「10安打打たれながらも1失点に抑えたのは大きな成長だと思います」と振り返った。
法橋には力みがない。コントロール重視で淡々と打者を打ち取る。シングルヒットを打たれても、点を取られなければいいという気概が見える。夏以降にこだわったのは制球力。制球力向上のために、トレーニングやフォームの見直しを行った結果、本人がこだわる打たせて取る投球ができるようになった。
「秋の段階ではコントロールよく投げることができれば、抑えることができるかなと思いました。コントロールがよくなったのは、フォームが良くなったからだと思います」
野呂監督は「今年の暑さは誰しもがバテるような中、法橋はしっかりとトレーニングをしていた。まだ暑い日が続きますが、秋の投球は猛暑でのトレーニングが生きていると思います」とエースを称えた。
バッテリーの活躍で4年ぶりの関東大会出場を決めた桐光学園。野呂監督は「まずは県1位で通過することを目指します」と優勝することにこだわった。
次は横浜との決勝戦。毎年、激しい争いが行われるが、今回もハイレベルな戦いとなるに違いない。