【甲子園】2回戦 高知中央 vs 履正社
大会No.1スラッガーへアピール!履正社4番・森田が2戦連発で圧勝導く
<第105回全国高校野球選手権記念大会:履正社10ー4高知中央>◇13日◇2回戦◇甲子園
履正社(大阪)が前半で勝負をつけた試合だった。高知中央(高知)相手に1回に2点を奪うと3回にも2点。4回には3点を奪って大きくリードした。
打線を引っ張ったのは、やはりこの男だった。4番・森田 大翔内野手(3年)が初回に右中間最深部へ先制適時二塁打を放つと、3回に、またも自慢の長打力を見せた。高知中央の横手投げ、高橋 秀斗投手(3年)のやや内角寄りに入ってきた直球をフルスイング。高く舞い上がった打球は左中間スタンドではねた。初戦に続く2戦連発。またも内角球をさばいての1発に、才能の高さがうかがえる。大阪大会でも3戦連発をマークした男が、大会No.1スラッガーへ名乗りを挙げた。
5打席目は内角高めの直球を上から思い切りたたいて、右前へ運び、猛打賞の3安打をマーク。盗塁もマークして俊足ぶりも披露するなど、4打数3安打2打点。この夏の甲子園2試合で、2発5打点と主砲として申し分ない活躍だ。
森田に引っ張られるように、1番・西 稜太外野手(3年)、6番・小川 輝内野手(3年)、8番・村田 駿内野手(2年)もマルチ安打を放つなど、チームで15安打10得点と、猛打をさく裂させた。
先発した福田 幸之介投手(3年)は6回を4安打8奪三振2失点にまとめた。大阪大会で大阪桐蔭を完封した威力ある直球を主体に、5回までは3安打無得点と寄せ付けなかった。
3回戦の相手は、最強投手陣を誇り、大会連覇を狙う仙台育英(宮城)。森田にとっても、真の評価が問われる打席となる。