【甲子園】1回戦 立命館宇治 vs 神村学園
神村学園ムードメーカーがバックスクリーン弾など3安打4打点で4年ぶり勝利導く
<第105回全国高校野球選手権記念大会:神村学園10-2立命館宇治>◇9日◇1回戦◇甲子園
神村学園(鹿児島)が元気印の主将に引っ張られ、前回出場の2019年以来、4年ぶりの甲子園勝利を手にした。
背番号3の主将、今岡 歩夢内野手(3年)がユニホームを真っ黒にしてチームを鼓舞した。2対0で迎えた4回、1点を加えた後に左中間への適時三塁打を放つと、6回にはド派手なバックスクリーンへの2ランを放って6対0。事実上、勝負をつける1発で、神村学園ベンチのボルテージを最高潮に上げて見せた。
8回には中前安打を放ち、あと二塁打でサイクル安打達成という活躍でもあった。終わってみれば5打数3安打4打点。トップバッターとしてこれ以上ない活躍だった。
打つだけではない。守備でも難しいゴロをさばいたり、内野ゴロで一塁でアウトにする時に、雄たけびを挙げてチームを鼓舞するシーンもあった。遊撃手としてスタメン出場した弟の今岡 拓夢内野手(1年)に声をかけ、リラックスさせていた。
ムードメーカーに引っ張られるように、神村学園打線が火を噴いた。結局、18安打10得点で快勝。地元鹿児島が台風6号の影響を受け、この日甲子園に応援に来られなかった人のためにも負けるわけにはいかなかった。市立和歌山(和歌山)との2回戦では、多くの応援団の声援も味方につけ快進撃を続ける。
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