光英VERITAS VS 柏の葉
創部3年目の光英VERITASが4回戦進出!
〈第105回全国高校野球選手権千葉大会:光英VERITAS12ー6柏の葉〉♢14日♢3回戦♢大谷津運動公園野球場
序盤の3回までは打撃戦で柏の葉が3回までに8安打、光英VERITASが4安打で4対3と柏の葉が1点リードで序盤が終わる。
4回、柏の葉が1点を取り5対3と2点リードで後半に突入するも、7回に光英VERITASが先頭の7番・小菅 竜樹外野手(3年)が右前安打で出塁し、後続が犠打を決め1死二塁のチャンスを作ると、9番・諏訪 龍星内野手(2年)が左二塁打を放ち1点差。さらに1番・辻井 琢己内野手(3年)右前安打を放ち、外野からの送球が逸れ同点とした。
その裏、負けじと柏の葉もすぐさま1点を取り打撃力の高さが際立った。
勝負は8回についた。光英VERITASは5安打と3四死球などで、この回に一挙7得点を入れて逆転に成功した。
4回からマウンドに上がっていた2番手の手柴 信志投手(3年)が8回、9回を無失点に抑え創部3年目の光英VERITASが初の4回戦に駒を進めた。
8回に同点の犠牲フライを放った主将の小菅は「なんとか同点、逆転の場面で打席に回ってきて1点でも良かったので、がむしゃらに打ちました」と打球はレフトに綺麗な放物線を描き、飛距離十分の犠牲フライとなった。逆転の一打を放った2番手の手柴は「この勢いに乗りたかったです」と、打球はゴロで内野を抜けセンターに転がった。
先発としては3回まで4失点という結果でマウンドを降りたが、打撃ではチーム最多の4得点をマークした3番・髙橋 琉輝投手(3年)は「投球に関しては不甲斐なかった。手柴に負担をかけてしまった」と少し虚な表情を浮かべた。しかし打撃に関しては「投球がダメだったので、なんとか打撃でチームのためになれて良かったです」と逆に笑みを浮かべていた。
創部3年目の光英VERITASの快進撃はどこまで続くのか。今の3年生が作り上げたこのチームに対して1年時から主将を務める小菅主将は「1年時はオール1年生で夏の大会を迎え、それなりに楽しくできたのですが、今年は光英VERITAS野球の一期生としての最後の夏なので、最高の結果を持って帰りたいです」と主将らしくハキハキと今後の活躍を誓った。
光英VERITASの次の対戦相手は君津商。創部3年目の快進撃はどこまで続くのか注目していきたい。