名東vs知立東
<第105回全国高校野球選手権愛知大会:名東8ー6知立東>◇8日◇1回戦◇岡崎レッドダイヤモンドスタジアム
先制したのは知立東。初回に3番・森玉 一輝捕手(2年)、4番・稲葉 健人外野手(3年)の連続適時三塁打や加納 慎太郎内野手(3年)の右前適時打、押し出し四球で4点を先取。
続く2回、名東は1死一、二塁から8番・福田 陸斗内野手(2年)の本塁打で3点を返すと、さらに1死二、三塁から2番・加藤 潤内野手(3年)の遊ゴロの間に1点を加え同点とした。
3回には名東が6番・桐田 大輔内野手(2年)の中前適時打で勝ち越す。
4回には知立東が6番・近藤 巧真投手(3年)の適時二塁打で同点、5回に4番・稲葉の二ゴロの間に1点を挙げ6対5と勝ち越した。
勝ち越された名東は6回、1番・刑部 大遥外野手(3年)の左犠飛で同点とすると、8回にも1番・刑部の遊ゴロの間にランナーが生還し、勝ち越し。9回にはダメ押しとなる左犠飛を5番・牧 颯音外野手(3年)が決め、8対6で試合終了。犠飛やゴロできっちり得点を重ねた名東が勝利した。
この試合は細かな守備のミスはあったものの、両チームとも要所での二遊間の選手の好守備が光った。特に名東の遊撃手・福田は守備範囲が広く、外野に抜けようかというあたりをアウトにしていた。握り替えに課題がありそうだが、打球へのアプローチには非常にセンスを感じる。また、打っては本塁打に右二塁打と長打でチームに貢献。まだ2年生のため、この夏はもちろん、秋以降の活躍にも期待したい選手だ。