山城vs西京
得点が入って盛り上がる山城ベンチ
山城がレジェンド校対決に勝利!プロ注目右腕の松本は打でチームに貢献
<第105回全国高校野球選手権京都大会:山城10-0西京(6回コールド)>◇12日◇2回戦◇あやべ・日東精工スタジアム
第1回大会から皆勤出場を続けているレジェンド校対決は山城に軍配が上がった。
山城のエース右腕・松本 龍也投手(3年)は191センチの長身から最速144キロの速球を投げるプロ注目の投手として知られている。この日は2球団のスカウトが視察に訪れたが、5番一塁手での出場。「常時のスピードが上がっているので、仕上がりは順調だと思います」と岸本馨一郎監督は松本の状態について語っており、この試合は他の投手に試合を託すことを選択した。
先発を任された門本 夏祇投手(2年)は左腕から変化球を巧みに使う技巧派左腕。走者を出しても落ち着いた投球で西京に得点を許さない。
山城は2回表に1死二、三塁から7番・加藤 亮汰外野手(3年)の中前2点適時打で先制すると、2死二塁から9番・門本の右前適時打で1点を加え、3点のリードを奪う。3回以降も得点を重ね、西京を突き放した。
守りでも門本が4回2安打無失点の好投みせると、東 悟史投手(3年)、吉野 大悟投手(2年)も1回をそれぞれ無失点に抑え、10対0の6回コールド勝ちを飾った。
登板がなかった松本は3打数2安打1四球とバットでチームに貢献。「僕以外のピッチャーが良いピッチングをしてくれたので、僕もエースとして投げる時に絶対に抑えてやろうという気持ちになりました」と仲間の好投に刺激を受けた。
春季大会後は進路選択に悩んだそうだが、試合後の取材ではプロ志望届を提出する意向を表明。次戦以降でスカウトにアピールできるような投球を見せてほしい。