滋賀学園vs光泉カトリック
滋賀学園が4戦連続のコールド勝ちで準決勝進出
3ラン本塁打を放ち、ガッツポーズを見せる井上幹太(滋賀学園)
<春季高校野球滋賀県大会:滋賀学園12-2光泉カトリック(5回コールド)>◇4日◇準々決勝◇HPLベースボールパーク
滋賀学園が光泉カトリックに5回コールド勝ちを収めて4強入り。夏のシード権を獲得した。
滋賀学園は初回こそ三者凡退に打ち取られるが、2回に1死一、三塁から7番・杉本 晴基(2年)の左前適時打で先制。続く主将の8番・井上 幹太(3年)が左翼に3ラン本塁打を放ち、リードを4点に広げる。
これで試合の流れをつかんだ滋賀学園は3回にも5番・西村 莉琥(3年)の内野ゴロと6番・木谷 颯太(3年)の犠飛で2点を加えると、4回には2死二塁から2番・國仲 優星(2年)のレフトへの適時二塁打で1点を追加した。
さらに5回にも打線がつながり、打者9人、4安打の猛攻で5点を追加。守りでは先発の脇本 耀士投手(2年)が最速141キロの速球を軸に、4回を2安打無失点と試合を作った。
何とか意地を見せたい光泉カトリックは5回、2死から四球と8番・岩西 悠汰(3年)の二塁打で二、三塁のチャンスを作る。ここで途中出場の9番・中植 耕太郎(3年)が2点中前適時打を放ち、ようやく2点を返した。
しかし、反撃もここまで。この回から登板した高木 慎一投手(3年)が続く打者を三振に切って取り、5回コールドで試合を終わらせた。
5回で10安打12得点と効率の良い攻撃を見せた滋賀学園。ここまでの4試合で44得点を奪って、全ての試合でコールド勝ちを収めているが、「基本的には守備型のチーム」と山口達也監督は話す。好投手を擁する準決勝の綾羽戦でその真価が問われることになるだろう。ハイレベルな好ゲームを期待したい。
(取材=馬場 遼)