彦根東vs八幡
先行逃げ切りの彦根東が8強進出
2失点完投勝利を収めた彦根東の山田幹太
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<第104回全国高校野球選手権滋賀大会:彦根東4−2八幡>◇22日◇3回戦◇オセアンBCスタジアム彦根
彦根東は1回表に1死一、二塁から重盗を仕掛けると、相手捕手の三塁送球が悪送球となり、二塁走者が生還して1点を先制。さらに2死二、三塁から相手の暴投で1点を加え、初回から2点のリードを奪う。
さらに彦根東は3回表に2死一、三塁から6番・北川大賀(3年)の右前適時打で1点を追加。先発の山田幹太(2年)も「真っすぐが走っていた」と5回まで1安打無失点の好投を見せ、前半は彦根東ペースで試合が進んだ。
だが、八幡は2回戦の八幡工戦で5回を終えて0対2の段階から6対2で逆転勝利を収めており、「やれることをやっていたらチャンスは回ってくる」(伊野洸主将・3年)と後半勝負に自信を見せていた。
八幡は6回表に1番・古川陽希(3年)の左前適時打で1点を失うが、その裏に2死二、三塁のチャンスを作り、4番・伊野の左前適時打でまず1点を返すと、さらに一、三塁から5番・藤野嵐汰(3年)も左前適時打を放ち、2点差に詰め寄った。
守りでも6回途中からリリーフした藤野が好投を見せ、彦根東に追加点を与えない。しかし、山田が最後まで安定した投球を続けた彦根東が逃げ切り、食らいつく八幡を振り切った。
彦根東は2020年夏の独自大会以来となる8強入り。秋と春は故障者やコロナの影響でベストメンバーを組めず、初戦敗退に終わっていたが、流石は伝統校。夏に向けてしっかりと戦力を整えてきた。準々決勝ではシード校の立命館守山と対戦する。「久しぶりにここまで来ましたので、チャレンジ精神でぶつかっていきたいと思います」と意気込む松林基之監督。滋賀を代表する公立の雄が勢いに乗る強豪私学に挑む。
(取材=馬場 遼)