玉川vs能登川
先発全員安打の玉川が6回コールド勝ち
6回裏にコールド勝ちを決める適時打を放った涌嶋悠人(玉川)
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<第104回全国高校野球選手権滋賀大会:玉川11-1能登川>◇15日◇1回戦◇オセアンBCスタジアム彦根
玉川は1回裏、1死三塁から3番・岡口直矢(3年)の中前適時打で1点を先制。2回表に暴投で同点とされてしまうが、2回裏に6番・安岡成哉(3年)の左越え適時二塁打で勝ち越しに成功すると、その後も着実に追加点を奪い、5回を終えた時点で8対1と大量リードを奪った。
3点を奪えばコールド勝ちが決まる玉川は6回裏、無死一塁からここまで単打、二塁打、三塁打を放ち、サイクル安打にリーチをかけた岡口が打席に立つ。「サイクル安打は頭になかった」という岡口はこの打席でも左中間を破る適時三塁打を放ち、惜しくもサイクル安打とはならなかったが、チームに貢献する一打を放った。
その後、玉川は1点を加え、最後は無死満塁から7番・涌嶋悠人(3年)がレフトの頭上を越える安打を放ち、10点差としてコールド勝ちを決めた。
玉川は先発全員安打を記録。「上出来です」と松下英樹監督も攻撃陣の好調ぶりに満足気の様子だった。2回戦の大津商戦でも好調を維持できるか。
敗れた能登川は秋、春と連合チームで出場していたため、これが1年ぶりの単独出場だった。登録メンバー12人のうち、3年生は2人だけ。若いチームだけにこの経験を秋以降に繋げて、新チームでの公式戦勝利を目指してほしい。
(取材=馬場 遼)