明星学園vs都立立川国際中等教育
逆転勝ち飾った明星学園 足&小技を使った攻撃で日大三への挑戦権掴む
トーナメント表
・西東京大会の勝ち上がり
大会の詳細・応援メッセージ
・第104回 全国高等学校野球選手権大会 西東京大会
選手名鑑情報はこちら
・選手名鑑一覧ページ
関連記事
・東海大菅生の大型右腕、國學院久我山の大型遊撃手など大型選手揃う西東京の逸材たち
・國學院久我山、東海大菅生、日大三が優勝争いか?大会序盤から好ゲーム続出
日程・結果一覧
・東京TOPページ
・第104回大会 全国47都道府県地方大会の日程一覧
気になる学校への応援メッセージはこちら
・学校検索ページ
<第104回全国高校野球選手権西東京大会:明星学園12-7都立立川国際>◇16日◇3回戦◇昭島
[stadium]昭島市民球場[/stadium]で行われた3回戦。2回戦では明星学園はコールド勝ち、都立立川国際は競り勝って、それぞれ3回戦に勝ち進んできたが、初回から激しい点の取り合いになった。
初回は両者にとって難しいものになった。明星学園の先発はサイドスローの下山泰生。都立立川国際1番小古呂空輝がヒットで出塁すると、エラーもありチャンスが広がると、4番主将の藤田颯平の逆らわない打撃で、2点を先制する。6番内完太の適時打も飛び出し、この回一気に6点といきなり大きなリードを得た。
都立立川国際の先発は監督と話し合い、故障をかかえながら登板となった森田晴輝。1点でも返しておきたい明星学園は2死後、4番小玉季久がヒットで出塁。打撃で取り返したい5番下山、7番佐々木新之介が適時打を放ち4点を返す。さらに続く2回には、明星学園は1番松本航が四球で出塁すると足を絡め1点差に詰め寄ると、さらにチャンスで4番小玉が同点適時打を放ち6点差を追いつく。3回にはバントでチャンスを作ると2番中村爽矢が逆転適時打を放ち8対6とリードを奪う。
守りでは1回途中から登板している2番手森和樹が勢いのある直球を武器に試合を立て直し、見事に明星学園ペースにした。
明星学園はこの流れを切らず6、8回を除くすべての回で得点を重ね、終わってみれば12得点を記録した。
初回は見事な打撃で6点を取った都立立川国際だったが、2番手森に2回以降8回まで無失点に抑えられた。最終回4番藤田の犠飛で一矢報いて1点を奪ったが後続が続かず、12対7で明星学園が勝利を収めた。
明星学園岩倉監督が試合後語った「簡単にフライを打たず、小技を絡めて1点ずつ返していく」という試合運びで勝利を収めた。
都立立川国際早坂監督は「初回は相手の変化球を流すことなど、事前に決めたことができていたが、2番手の投手をなかなか打ち崩すことができなかった。勝っても負けても学べたことがある」と試合を振り返った。
試合の流れを明星学園に持ってきた2番手・森は「序盤からの登板で少し緊張したが、今日はコントロールが良くいい投球ができた。今日はグラウンドコンディションがあまり良くなかったので特に下半身の力を意識した」と試合を振り返った。
次戦の強豪日大三戦に向けては「勝っても負けても何かを残せるように頑張りたい。」と意気込んだ。
初回6点を取られたが小技と足を絡めて逆転勝ちを収めた明星学園。走塁や守備に課題を残したがこの課題を解消し、小技と足を絡めた攻撃で強豪日大三へ挑む。
(取材=編集部)