鹿児島情報vs鹿屋
4回の集中打で逆転・鹿児島情報
鹿情報2点目
<第64回NHK旗争奪鹿児島県選抜高校野球大会:鹿児島情報12-2鹿屋(8回コールド)>◇23日◇2回戦◇[stadium]平和リース球場[/stadium]>
立ち上がり、鹿屋の先発、背番号10の右腕・瀬戸口 琥皇(2年)は変化球主体の投球で3者連続三振と上々の出来。その裏の攻撃では連打でチャンスを作り、3番・兒島 壮吾(2年)が左前適時打を放ち、左翼手が後逸する間に一走も生還し、幸先良く2点を先取した。
3回まで瀬戸口の前に3人ずつで片付けられてきた鹿児島情報打線だったが、4回表に先頭の1番・木原 瑛紳(3年)がチーム初安打となる左越え二塁打を放つと、打線に火が付く。4番・坂口 健斗(3年)、5番・盛海 童(3年)の連続適時打で同点に追いつき、7番・川畑 真(3年)の右翼線二塁打で勝ち越しに成功した。8番・上田 晴大(3年)も適時打で続くなど、この回打者10人で7安打を集中。一挙5点のビッグイニングで試合をひっくり返した。
その裏、鹿屋は、この回からリリーフのマウンドに上がったエース盛を攻め、2死満塁と追い上げのチャンスを作ったが、盛が頭脳的な投球をみせ空振り三振で切り抜ける。5回以降は1人の走者も出さないパーフェクト投球で守備のリズムを作った。
打線は5回以降も順調に得点を重ね、鹿児島情報がコールド勝ちした。
(文=政 純一郎)