鹿屋vs加世田
思い切りよく、16安打15得点・鹿屋
鹿屋10点目
<第150回九州地区高校野球鹿児島県予選:鹿屋15-3加世田>◇28日◇2回戦◇平和リース
鹿屋と加世田。地方の進学校同士の一戦は、鹿屋が思い切りのいい攻めで16安打15得点と圧倒した。
立ち上がり、無死一、三塁のチャンスに一走が一、二塁間で挟まる間に三走・川原 瑠尉(2年)が思い切りよく本塁を陥れ先制した。これで打線が活気づき、4番・楠原 憲治(3年)、5番・田中 伸主将(3年)、6番・吉村 吏功(3年)と連続適時打。1死を取られるまでに6連打で5点を先取した。
なおも猛撃の手を緩めず、押し出し、2番・神之園 逞(2年)の犠牲フライ、締めくくりは4番・楠原の走者一掃の右越え三塁打と打者14人、9安打を集中し10得点のビッグイニングで主導権を握った。「初戦の奄美戦で苦戦した分、思い切り行けと選手たちには伝えた」と鹿屋・中馬輝監督。
11点差を追いかける加世田は3回裏、1死一、二塁で3番・鶴田 春喜主将(3年)の右越え三塁打、4番・田畑 健太(3年)の内野安打で計3点を返し、反撃を試みる。
しかし鹿屋は4回には連続スクイズで2点、5回には4番・楠原のこの日6打点目となる犠牲フライなどで2得点と大差にも気を緩めることなく、大技小技を絡めて点差を広げた。
5回裏、先発したエース上園 煌太(2年)が最後は併殺で切り抜け、コールド勝ちを決めた。
(記事=政 純一郎)