淑徳vs淑徳巣鴨
1次予選のトーナメント表
・日大二、都立日野などが属する第1〜6ブロック
・世田谷学園などが属する第7〜12ブロック
・日本学園などが属する第13〜18ブロック
・城西大城西、日大豊山などが属する第19〜24ブロック
淑徳 投打噛み合い都大会進出決める 先発・伊神は変則フォームで的を絞らせない!
先発伊神 遥貴(淑徳)
<春季東京都高校野球大会1次予選:淑徳9-2淑徳巣鴨>◇21日◇代表決定戦◇[stadium]創価学園東大和グランド[/stadium]
淑徳巣鴨の先発は築比地 貴八投手。振りが良い淑徳打線に対し緩急を操り、ピンチで4番捕手の宮岡陽希を併殺打に打ち取るなど好投を見せた。淑徳の中倉監督は「見事に打たされた」と、このシーンを振り返った。
淑徳の先発は左腕の伊神遥貴投手。強豪に勝つためという少し独特のフォームが持ち味だが「立ち上がりが弱い」という課題が的中してしまう。初回、淑徳巣鴨が先頭の磯川 和央が三塁打を放つ。2番・杉江昌俊のスクイズは失敗したが、調子が良いという4番・福井 涼太、5番坂倉 陸仁の適時打で2点を先制する。
2点を追う淑徳は中倉監督の「簡単に打たされるな」という緩急への対策のもと、3回、7番・木暮 啓人の適時打などで、この回3点を取り一気に逆転に成功した。
3回に1点を追加し、迎えた4回淑徳は中軸の3番・慈道 佑飛、4番・宮岡の適時打などで4点を追加し、リードを6点とする。
淑徳巣鴨は2番手に磯川をマウンドに送るが、初回以降無失点に抑えられていた淑徳の伊神に最終回も抑えられて試合が終了した。
敗れた淑徳巣鴨の影山監督は「築比地投手に粘ってもらいたかったが、上手くはまらなかった。しかし選手たちは期待の120%を出してくれた。特に2番手の磯川は夏への収穫」と試合を振り返った。先発の築比地は「連投への難しさを感じた。夏はこれ以上の力を」と意気込んだ。
淑徳の中倉監督は好投した伊神について、連戦ではあったが完投させることを決めていたという。また打線には「フライが多い」と課題も話した。期待に応えた伊神は「立ち上がりが良くない中、切り替えることができた。投球も打撃ももっとできる」と力強くコメントをした。
力強いスイングをする打撃と伊神の好投で投打がかみ合った淑徳。本大会でも楽しみな存在になりそうだ。
(記事:宮前蓮太郎)
[page_break:試合シーン]1次予選のトーナメント表
・日大二、都立日野などが属する第1〜6ブロック
・世田谷学園などが属する第7〜12ブロック
・日本学園などが属する第13〜18ブロック
・城西大城西、日大豊山などが属する第19〜24ブロック
同点のホームイン(淑徳)
逆転タイムリーを放った髙橋 輝(淑徳)
淑徳巣鴨バッテリー