都立足立新田vs都立山崎
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1次予選のトーナメント表
・日大二、都立日野などが属する第1〜6ブロック
・世田谷学園などが属する第7〜12ブロック
・日本学園などが属する第13〜18ブロック
・城西大城西、日大豊山などが属する第19〜24ブロック
足立新田は3投手の完封リレーで5回コールド勝ち
「さあ、行こう」足立新田の選手たち
チームとしての力はあるが、昨秋はブロック予選初戦で東亜学園と当り、投手が崩れて思わぬ大敗を喫した足立新田。その負けをバネとして、一冬越えて、たくましくなって、この春の初戦に挑むこととなった。対する山崎も昨秋はブロック予選初戦で小平に大敗している。そこからの巻き返しという思いで挑んだ両チーム、この春の1次予選である。
とはいえ、コロナの影響もあって、必ずしもチームとしての状況はベストではないというのが本音だろう。それでも、足立新田は1次ブロック予選1回戦に3人の投手を繋いで無失点継投で5回コールド勝ち。チームとしての力があることを示した。
足立新田の先発は背番号10の左腕・橋本だった。「初戦だし、ここまで1回しか練習試合をやれていないし、今のチーム状況で、ベストの布陣で行く」と言う有馬信夫監督。橋本は、驚くような球威や変化球があるというのではないけれども、上手に相手打線を交わしていくタイプだ。
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一次予選のトーナメント表
・日大二、都立日野などが属する第1〜6ブロック
・世田谷学園などが属する第7〜12ブロック
・日本学園などが属する第13〜18ブロック
・城西大城西、日大豊山などが属する第19〜24ブロック
足立新田・三浦弦氣
初回には、2つの失策や暴投などで3点を奪った足立新田。2回にも、早くも2人目となった山崎の野本に対して鳴海の二塁打と2番石井のタイムリー打で追加点。そして、3回には石井が満塁一掃の中越え三塁打を放つなど5得点。さらに、5回にも四球の鳴海が盗塁などで三塁へ進むと、石井がきっちりと右犠飛を放って10点差でコールドゲームとなった。石井はこの試合では5打点と活躍したが、有馬監督は、「ウチで一番、真面目で練習するヤツだから」と評価も高いが、しっかりと結果を残したと言っていい。
投手陣は、橋本が3回を投げて1安打2四死球で無失点。さらに右の原田と三浦が1イニングずつ投げ、いずれも3人できっちりと抑えた。三浦は、体格もしっかりしており、有馬監督も大きく成長していくことを期待している本格派である。これに、本来のエースナンバーを背負っている大脇が、調子を取り戻してくれば、かなり分厚い投手陣になっていくのではないかと思われる。
結果的には完敗となってしまった山崎。4人の投手で、何とか交わしていこうと工夫はしたものの、守りで崩れてしまったのも痛かった。
(記事:手束 仁)
一次予選のトーナメント表
・日大二、都立日野などが属する第1〜6ブロック
・世田谷学園などが属する第7〜12ブロック
・日本学園などが属する第13〜18ブロック
・城西大城西、日大豊山などが属する第19〜24ブロック
山崎・駒田隼
足立新田・原田省伍
足立新田・山崎