日体大荏原vs城西大城西
エース小金井が初先発初完封!「課題の分離」”荏原野球”を体現
日体大荏原先発・小金井 凌生
11日、[stadium]日体大荏原グラウンド[/stadium]の第一試合では秋季東京都大会一次予選、第13ブロックの1回戦・日体大荏原と城西大城西の一戦が行われ、日体大荏原が4対0で勝利し代表決定戦へ駒を進めた。
日体大荏原は新チーム始動から「投手は四球、野手は送球ミスをなくすこと」をテーマに練習に取り組んできたという。本橋慶彦監督は日頃から「投手はストライクを打たれる分は仕方ないので、四球は減らす。野手も捕球ミスは仕方ないので、送球ミスを減らしていけるように」と選手たちには伝えているという。その成果が初戦で発揮された。
まず、先発を任されたエースの小金井 凌生はテンポよく投げ込む。9イニングで5度、三者凡退を記録しリズムを作った。エースの好投にバックが堅守で盛り立てた。無失策を達成し、8回には二死二塁のピンチで城西大城西の3番・渡部 玲央に左前に運ばれるも、左翼手・[stadium]下田 悠[/stadium]太がバックホームにストライク返球でタッチアウト。この試合、一番の盛り上がりを見せた。ここを無失点で切り抜けた小金井は9回もマウンドに登り、3人で締め、公式戦初先発で初完封を記録した。
「低めにコントロールできていて、ゴロアウトが奪えました」と小金井も自身の持ち味を最大限に発揮した。序盤には4つの四死球を与えてしまうも、「中盤からはまずはカウントを作ることを心がけました」とストライクゾーンで勝負しわずか107球での完封劇を達成した。本橋監督も「バッティングは計算に入れず、小金井を軸に守備を大事にして、実力以上のことを求めずに戦っていきたい」と、この一勝に自信をつけ、日体大荏原が目指す野球を追求していく。
(記事=藤木 拓弥)
1回裏、先制の適時打を放つ日体大荏原4番・下田 悠太
6回裏、適時打を放った日体大荏原6番・村山 颯乙
城西大城西先発・小谷 親之介