嵯峨野vs農芸
嵯峨野に逆転負けを喫するも部員10人の農芸が健闘
嵯峨野が逆転で農芸を下した。
嵯峨野は1回裏、一死二、三塁から4番・米澤 和生(2年)の一塁ゴロの間に1点を先制すると、続く二死三塁のチャンスで5番・麻田 逸人(3年)が左前適時打を放ち、幸先良く2点を先制する。
4年ぶりに夏の大会に単独出場を果たした農芸は4回表、一死満塁から8番・木村 光志(3年)が押し出し四球を選んで1点を返すと、続く9番・山川 佳来(1年)の併殺崩れの間に同点に追いつく。その裏に二死から5連打を浴びて再び2点リードを許すが、6回表に二死二、三塁から1番・助口 泰地(3年)の右前適時打で1点差とすると、二死一、二塁から3番・富山 春真(2年)が右中間に2点適時二塁打を放ち、逆転に成功。選手10人の農芸がこの試合で初めてリードを奪った。
このままリードを守り切りたい農芸だったが、疲れの見えた先発の反保 陽平(3年)が8回裏に6連打と捕まり、6失点。一気に逆転を許し、2015年秋以来の公式戦勝利とはならなかった。
「最後までよくやり切ったと思います。勝たせてやれなかったのは悔いが残っています」と話した農芸の松井大喜監督。少数ながら懸命のプレーを続けた彼らの姿は見る人の心を打ったはずだ。
1、2年生が6人しかいないため、秋からは再び連合チームとなる。何とか来年は3人以上の新入生を迎えて、夏の単独出場を果たしてもらいたい。
(取材=馬場 遼)
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