興南vs宜野座
興南が投打で圧倒し2年振りのベスト4
完投した興南・大山北斗
興南のヒットは9本。対する宜野座は大山北斗から奪ったヒットが僅か2本のみでは、何もすることが出来なかった。
下位打線が爆発し一挙3点
2回、2本のヒットでチャンスを作るも得点には至らなかった興南は4回、一死から5番阿嘉祐人がヒットで出塁。二死となるが7番野崎真史が右中間を破る先制のタイムリー三塁打を放つと、打線に火がつく。
続く大山北斗もライト線へ二塁打を放つと、9番大山盛龍もライト前へ続く三連打。締めは1番禰覇盛太郎のセンター前ヒットで4連打にする電光石火の攻撃で3点を奪った。
投げては右腕大山北斗が快投。2回と5回にヒットを許したのみ。7回には10個目の三振を奪い、8回まで宜野座に二塁を踏ませない完璧なピッチングを披露。100球を超えた9回に、四球を許し二つの盗塁で初めて三塁を踏ませるも、ここからギアを上げる圧巻の出来。後続二人を三振に斬り13奪三振完封。
投打で圧倒したばかりでなく、絶対エース山城京平を温存出来た興南が、2年振り27度目のベスト4へ進出した。
(取材=當山 雅通)