高知vs土佐
高知「足攻」と「森木150キロ試運転」で秋の県大会初戦突破!
NPBスカウトのスピードガンで自己最速タイ150キロを出した際の森木 大智(2年)
全国的に注目の高知の最速150キロ右腕・森木 大智(2年・右投右打・184センチ84キロ・高知中出身)は「1番・一塁手」スタート。土佐は初戦に続き湊 俊和(2年・右投右打・166センチ66キロ・大阪教育大付属池田中<大阪>出身)、高知は城田 聖浩(2年・右投右打・182センチ76キロ・京都西京極ボーイズ<京都>出身)の両先発で始まった一戦は、「守備と走塁をしっかりやることをテーマとしていた」(濵口 佳久監督)高知の「足攻」が試合の流れを決定付けた。
高知の3回裏二死二塁から2番・吉岡 七斗(2年主将・捕手・右投左打・178センチ80キロ・高知中出身)が放った先制打は、9番・田野岡 脩人(2年・遊撃手・右投左打・175センチ64キロ・高知市立潮江中出身)が仕掛けた二盗が契機。続く5回裏には8番・有田 爽輝(2年・二塁手・右投右打・宿毛市立片島中出身)の好走などで得た一死満塁から3番・城田、4番・髙橋 友(1年・左翼手・右投左打・182センチ76キロ・生光学園中ヤング<徳島>出身)の連続スクイズなどで一気に突き放し、終わって見れば5盗塁で8得点を奪って土佐に7回コールド勝ち。初戦突破を決めた。
なお、森木は打者としては4打数2安打1打点1盗塁。「ストレートの出し入れをテーマにした」6回表からのマウンドでは25球中「実戦で試そうと思った」(捕手・吉岡)5回3アウト目の三振を奪った132キロチェンジアップを除く24球がストレート。1点は失うも本人いわく「8割の力で」球場表示では149キロ。NPBスカウトのスピードガン掲示では「150キロ」をマークした試運転に、某球団スカウトも「投球時のバランス・走り方・一塁手としてのフィールディング。すべてが抜群。これからが楽しみ」と絶賛のコメントを残している。
(レポート=寺下 友徳)