試合レポート

柏陵vs県立柏

2020.08.07

打線強化の柏陵。3試合連続で5回コールド勝ち!

 2試合続けて二けた得点を記録している柏陵県立柏の一戦。12安打10得点とこの日も打線は活発。5回コールド勝ちでブロック準決勝進出を決めた。

 これで3試合連続のコールド勝ち。小成監督によると、今年のチームは打撃が好きな選手が多く、打撃練習の割合を多くしてきた。フリー打撃はもちろん、6秒間に1回のスイングするメニューを合計100スイング以上を行うメニューを組むなど、徹底した打撃強化を行った。その結果、多くの選手が鋭いスイングを実践。攻撃力が格段に向上した。

 投げては藤田啓佑が好投。藤田は昨夏の千葉大会、1回戦の千葉商戦で最速137キロを計測。ベスト32入りにも貢献した右投手だ。いわゆる大きな癖のないフォームで、左足をあげた時、右足にしっかりと体重を乗せていき、スリークォーター気味に腕を振っていく右の好投手。

 常時120キロ後半~135キロを計測し、115キロ前後のスライダーもコントロール良く投げ分けていき、3回を投げて、4奪三振、44球、無失点の好投。小成監督も「この夏、3試合目の登板ですが、指にかかったボールも多く、最も良かった登板だと思います」とエースの好投を評価した。

 そしてブロック準決勝の相手は日体大柏に決まった。「力は相手が上なので、思い切りぶつかっていきたい」と意気込む藤田。これまで鍛え上げてきた打線とエース・藤田の投球でまず第一目標であるブロック決勝&県ベスト16を目指す。

(記事=河嶋 宗一

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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