都立松が谷vs成蹊
公式戦初先発の高野陽斗が4安打完封！投打が噛み合い都立松が谷が初戦突破
4安打完封勝利を果たした高野陽斗（都立松が谷）
背番号1を付けて初めて上ったマウンドで躍動した。
昨秋は大会直前の怪我により、エースナンバーを付けながら三塁手で試合に出場した都立松が谷の高野陽斗。その悔しさをバネに昨冬、そして休校期間は自主トレーニングに励んだという。「この期間が勝利につながる」と自分に言い聞かせ、チームで練習ができない中でも士気は下がらなかった。そしてこの信念が夏の初戦で現実となった。
投げっぷりの良さを感じるフォームから力強い直球とスライダーを武器に、最後まで成蹊打線に的を絞らせなかった。終わってみれば9回散発4安打の完封勝利で公式戦初白星を手にした。打線も初回に4番・都築 大地の中前適時打で先制すると、5回にも敵失で1点を奪い、6回には一死満塁の好機に、8番・中村 拓海の右中間を破る2点適時二塁打で中盤に4点リードを奪い、流れを渡さなかった。
この内容に自粛期間の選手たちの努力を知る佐々木 重任監督は、「100点です」と労いの言葉を送った。昨夏はベスト32で敗退した都立松が谷。目標に掲げるベスト8に向け、次戦は都立小平と対戦する。
（記事＝編集部）
