千葉敬愛vs京葉工
左腕同士の投げ合いは池田涼太(千葉敬愛)が制しベスト8進出!
好投を見せた先発の池田亮太(千葉敬愛)
9月29日、[stadium]袖ヶ浦市営球場[/stadium]の第2試合は千葉敬愛vs京葉工の一戦。台風の影響で雨が降りしきる中で始まった試合。
序盤に試合がいきなり動く。2回裏の千葉敬愛の攻撃、先頭4番栗原のライトオーバーのツーベースでチャンスを作ると後続がバントを決めて一死、三塁とする。ここで、6番の駒形がタイムリーヒットを放ち幸先よく点を入れる。
千葉敬愛の先発背番号18の池田亮太は力強い投球を披露していき、3回までに毎回奪三振を奪っていく。
何とか、反撃に出たい京葉工だが相手先発の池田のストレートやスライダー、そしてフォークを織り交ぜた投球になかなか打開策が見当たらない。
一方、京葉工の先発・福岡も球速はないが低めに球を集めていき、2回以降凡打の山を築き上げていく。
6回には雨脚も強くなり始めたが、両投手とも落ち着いた投球でスコアボードに0を並べていく。
このまま、試合は進んでいき8回裏の千葉敬愛の攻撃で試合は動きを見せる。
一死から、3番の東の内野安打を足掛かりに終盤に試合を動かす。続く4番栗原、5番林、6番駒形に3者連続タイムリーが飛び出し一気に試合を決めにかかる千葉敬愛の打線。二死、三塁となったところで、ここまで好投を見せていた先発・池田に代打の池野が送られる。代打、池野も池田涼太の好投に応えるレフトにタイムリーを放ちこの回だけで5本の長短打を京葉工の先発・福岡に浴びせた。
最終回で登板し好投した本宮恒輝(千葉敬愛)
そして、最終回にはエースナンバーを背負った本宮恒輝がマウンドに上がる。1イニングのみだが、さすがエースといった投球を披露する。スピンの効いたストレートを投げ込み空振りやファールでカウントを稼いでいく。そこで、右バッターのインコースにスライダーや緩いカーブを投げ分け、両サイドのコースを広く使う投球で2つの三振を奪い見事に最終回を締めくくった。
千葉敬愛は、先発した池田に加えてエースの本宮恒輝が中心となるのは間違いない。その他にも、控え投手がいるとなると非常に層の厚い投手陣と言える。打撃陣の方も、8回に集中打を浴びせた破壊力を序盤に披露出来ればもっと楽な展開で投手陣を楽にすることが可能だ。
敗れた京葉工は放った安打が1本と手も足も出ずに試合が終わってしまった。先発の福岡が2回以降毎回ピンチを招きながら、我慢の投球を続けていただけに今後の打撃陣の奮起に期待がかかるところである。
勝利した千葉敬愛は来春の県大会のシード権を獲得できたのは、激戦千葉を勝ち抜くのに非常時にいい試合をものにしたと考える。次戦は、10月1日の第2試合目[stadium]ゼットエーボールパーク[/stadium]にて習志野との対戦が決まった。
(写真・編集部)