栗東vs安曇川
28得点の猛攻で2回戦へ!
栗東先発・上田勁士
[stadium]県立彦根球場[/stadium]の第二試合、栗東対安曇川の試合は、栗東が21安打28得点の猛攻で2回戦進出を決めた。
先取点を取ったのは、栗東だった。1回先頭の中原幹太(2年)が四球で出塁すると、すかさず盗塁を決める。2番早瀬颯太(2年)の犠打で無死三塁とし、3番山口輝龍(2年)の適時右前打で先制。その後二死二、三塁で6番上田勁士(2年)がレフト線に適時二塁打で更に追加点を挙げると、8番上村爽太(1年)の適時打などでこの回5得点。いきなり試合の主導権を握ることに成功した。
反撃に出たい安曇川だが、栗東先発上田の勢いのあるストレートに三者三振してしまい反撃することができない。
栗東は、2回先頭の中原が相手のエラーで出塁すると一死三塁とし、3番山口が2打席連続の適時打で差を広げると、6番上田が2打席連続の適時二塁打を放つなど差を10点に広げる。
1点でも返したい安曇川だったが、上田の前に三者凡退に打ち取られ反撃の糸口をつかめない。
栗東は、3回2本の長打を含む5者連続安打を放ちさらに追加点を挙げる。
安曇川先発・中川青哉
これ以上点差を広げられたくない安曇川は、先発中川青哉(1年)に代え上原一樂(1年)を登板させるが、栗東打線は上原に襲い掛かり、更に追加点を上げ試合を決定づけ5回コールドで2回戦進出を決めた。
栗東の各打者は、常に次の塁へ狙う姿勢があり、この試合11個の盗塁を盗塁を決めた。5回には相手の隙を見て中安打から一気に二塁に向かう場面があった。
栗東先発の上田は、足を高く上げるファームから繰り出す勢いのあるストレートで打者12人に対し無安打、10奪三振の完璧なピッチングを見せた。2回戦でも同様のピッチングができるのか、注目だ。
敗れた安曇川のベンチ入りは9人。点差が広がっても懸命にプレーする姿に、スタンドからは暖かい拍手が送られた。
(文=編集部)