試合レポート

高松北vs三木

2018.07.12

投手経験3ヶ月で最速138キロ・三木の剛腕力尽きる

 「#この球児半端ないって #この試合半端ないって」このハッシュタグが共につく素晴らしい試合だった。

 

 「#この球児半端ないって」代表は香川三木の先発・清水 龍(3年・178センチ74キロ・右投右打・高松ボーイズ出身)である。「捕手・4番」を務めていた春の県大会以降、投手に転向した清水はわずか3か月後の公式戦初マウンドで初回から最速138キロをマーク。

 最後は9回裏7対7の一死二・三塁から投じた176球目のストレートを高松北7番・浅川 耀太(3年・二塁手・167センチ63キロ・右投右打・高松市立屋島中出身)に一塁手後方へ落とされ涙を呑んだが、最終盤でも130キロ後半を連発し1年前の「170センチ69キロ・背番号12」から身体も大きく成長した「香川三木の剛腕」。今後が非常に楽しみであるし、上の世界でもぜひ野球をつづけてほしい逸材だ。

 3回までに両軍合わせて11点が入る乱戦から一転、中盤以降は投手戦に。試合内容も「#この試合半端ないって」であった。高松北では2番手の純粋アンダーハンド・森 柊太(3年・172センチ65キロ・右投右打・高松市立玉藻中出身)や2長打2打点の8番・日隈 滉太(3年・一塁手・173センチ67キロ・右投右打・高松市立屋島中出身)など伏兵的選手が力を発揮。
 香川三木もその森に対し一死満塁とし、6番・小林 拓朗(3年・三塁手・右投左打・163センチ71キロ・三木町立三木中出身)の右前適時打で同点とした8回裏を筆頭に、各打者が出塁への最善策を探り続けた点は高く評価できる。

  

(レポート=寺下 友徳

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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