東京成徳大高vs都立産技高専
打線大爆発の東京成徳大高がコールド勝利!
[stadium]明大球場[/stadium]の第二試合、東京成徳大高と都立産技高専の試合は一方的な展開となった。
東京成徳大高は1番・古田大貴がいきなりセンターの頭上を越えるランニングホームランで初回に先制点を奪う。その裏、先発・同前侑和はまだ1年生で公式戦初マウンドではあったが、堂々としたピッチングで都立産技高専相手に三者凡退の立ちあがりを見せる。
幸先よく点数を奪った東京成徳大高はここから打線が猛爆発する。7番・水野晴蔵が四球で出塁すると、8番・同前から5番・阿部健太郎までの7者連続ヒットと相手のエラーが重なり一気に6得点。
さらに3回には6番・須山恭佑のバント内野安打を皮切りに3得点。4回には打者二巡の怒濤の攻撃で何と14点を奪ってみせる。
同前は大量援護もらっても、自身のリズムでピッチングを続ける。4回を投げたところで降板したが、一人のランナーも出さない完璧な投球で、都立産技高専に攻撃の隙を与えなかった。
5回には途中出場の廣瀬柊亮のタイムリーなどで東京成徳大高のリードは27点に。何とかしたい都立産技高専は5回に、6番の松隈道明が四球でチーム初出塁をするも得点に結びつけられず、東京成徳大高が都立産技高専を5回コールドで下した。
27対0というスコアに目が行ってしまうが、試合を振り返ると、東京成徳大高の次の塁を狙う攻める走塁が随所に見られた。
相手が打球処理に戸惑っているのであれば、その瞬間に次の塁を狙う。正確な状況判断と思いきりの良さを兼ね備えた攻撃と言える。
また一塁へは走って駆け抜けをせず、ヘッドスライディングというところも東京成徳大高らしさが見えたところだった。
今後も足も使った攻撃で東京成徳大高がどこまで勝ち上がるのか、注目したい。
一方の都立産技高専にとっては厳しい結果となってしまったが、今日の試合で見つかった課題を新チームで解消して行きたい。
(レポート=編集部)