佐久長聖vs上田西
佐久長聖が強打で上田西を圧倒し優勝
先制打を放った樋口 塁大(佐久長聖)
両校とも北信越大会進出を決めており、エースは温存。両軍合わせて21得点、ヒット32本が飛び交う乱打戦となった。
佐久長聖は1回、5番樋口 塁大の適時打など4点を先制。上田西もすかさずその裏、5番一ノ瀬 文哉の2点適時打などで3点をかえした。
佐久長聖は上田西の2番手宮尾 優豪にも襲い掛かり、4回までに毎回の9得点を挙げて突き放した。佐久長聖は7回から再び打線に火が付き、4番上神 雄三、5番樋口の連続適時打などでリードを広げた。
佐久長聖の先発、宮崎 力哉は4回以降は持ち直し試合を落ち着かせると、6回からは長身の和田 拓巳が角度のあるボールを生かして粘りの投球。9回に3番宮坂 愛斗に2点適時を許したが、大量得点にも守られ15対6で大勝した。佐久長聖は6季ぶりの優勝。
乱打戦となったが、両校とも失策は0で好守も多く出た。安打数は佐久長聖17、上田西15と差はわずかだが、長打数で佐久長聖が2倍以上の7本。さらに佐久長聖は11の四死球をもらい、得点差につながった。
両校は東信予選決勝でも対戦し、そのときも7対3で佐久長聖が勝利。東信地区の2強が県大会でも2強となった。
この夏も両校は第1、第2シードとなり優勝争いの軸になってくることが予想される。
(写真=小池 剛)