鹿児島情報vs出水工
昨秋の再戦、雪辱ならず・出水工
鹿児島情報と出水工は昨秋も3回戦で対戦している。この時は中盤に激しい点の取り合いとなったが、今春は昨秋以上に激しい打ち合いが終盤まで続いた。
鹿児島情報が2回、7番・荒木雅伸(3年)のライトオーバー三塁打などで3点を先取すれば、その裏、出水工は二死から7番・渡邉翔吾(3年)のセンターオーバー二塁打を皮切りに4連打で2点を返す。
4回、鹿児島情報が積極的に足を絡めるなどで3点を追加したが、出水工は8番・谷川康晟(3年)のセンターオーバー二塁打、9番・渋木駿之介(3年)の右中間三塁打など、またも下位からの4連打で3点を返して食らいつく。
8対7と鹿児島情報1点リードで終盤に突入。8回、鹿児島情報は二死からチャンスを作り、6番・西山瑞希(3年)の3ランで突き放し、9回にも3点をダメ押して、鹿児島情報19安打、出水工13安打、計32安打、2時間50分に及んだ打ち合いを辛くも制した。
(文=政純一郎)