高知vs宿毛
高知、初回の集中打で3年ぶり大会ベスト4!
高知先発・中屋 友那(2年)
8月23日の県新人戦では7対0(7回コールド)も6回までは4安打無失点に封じられた左腕・谷脇 優哉(2年・左投左打・166センチ74キロ・四万十市立中村中出身)をはじめとする選手9人・宿毛と再び対峙することになった高知。
「谷脇くんは(宿毛が延長10回・3対2でサヨナラ勝ちした)岡豊戦でも普段は120キロ台のストレートが、力を入れるべき場面では130キロになっていた。警戒しないといけないです」。島田 達二監督も最大のリスペクトを払ってこの一戦に臨んでいた。
そして高知打線は「打者によって狙い球を決めさせていた」1回表から、その成果をダイヤモンド内で見せ付ける。敵失で先制すると一死二塁から4番・辻 海星(2年・一塁手・181センチ89キロ・右投左打・野洲ブレーブス<滋賀・軟式>出身)の中前打などで計5得点。さらに7・8・9番の3連打で1点。一死一・二塁からこの回2打席目の1番・中越 啓斗(2年・中堅手・169センチ69キロ・右投右打・高知中出身)の右中間2点二塁打。最後は3番・西村 唯人(1年・三塁手・171センチ70キロ・右投左打・高知中出身)の適時中前打。
結局「ボールを甘いところに集めすぎてしまった」(泥谷 耕二監督)宿毛・谷脇の焦りを逆手に取り、打者14人で8安打3四球を集中させ9得点。高知は凄まじいまでの集中力で3年ぶりにベスト4を決めた。
「準決勝からを見据えた上での投手起用もできた」(島田監督)。元・侍ジャパンU-15代表の中屋 友那(2年・179センチ72キロ・右投左打・高知中出身)、豊田 拓真(2年・177センチ65キロ・右投右打・大和高田リトルシニア<奈良>出身)、端中 彪(2年・172センチ61キロ・右投右打・貝塚ヤング<大阪・ヤングリーグ>出身)の3投手リレーで臨戦態勢を整えた高知は、まずは高知追手前との準決勝を勝ち抜き、新人戦決勝で快勝、久々に留飲を下げた明徳義塾を再び倒しにいく。
(レポート=寺下 友徳)
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