加世田vs鹿児島中央
中盤で突き放す・加世田
加世田4点目
前日は、雨の中で両者再三好機を作りながら、延長に入ってから得点が奪えず、3時間22分の死闘で決着がつかなかったが、再試合は初回から点の取り合いとなった。
初回、鹿児島中央は一死二塁から3番・安樂 俊人(1年)のレフト線二塁打で先制する。
その裏、加世田は一死二三塁から4番・石田 龍二(2年)がセンターオーバー三塁打を放ち、返球が乱れる間に生還し、3点を奪って逆転した。
鹿児島中央は3回一死二三塁、ショートゴロエラーで2者が生還し、試合を振り出しに戻した。
4回、加世田は一死一三塁で7番・有薗 龍之介(2年)のレフト前タイムリーで勝ち越すと、2つのスクイズに押し出しとそつない攻めで計4点を奪って突き放した。
鹿児島中央は4回途中から、前日15回を1人で投げ抜いたエース丸野 健太郎(2年)を送る。5回に1点を失ったが中盤以降は追加点を許さなかった。
丸野の好投に応えるように8回、リードする捕手の5番・末永 壮汰(1年)がレフトスタンドに3ランを放ち、2点差に詰め寄った。
流れは鹿児島中央に傾きかけたが、9回は加世田のエース是枝 航哉(2年)が三者凡退で打ち取り、2日間の熱戦を締めくくった。
(文=政 純一郎)
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