花咲徳栄vs盛岡大附
2桁安打2桁得点。強打の花咲徳栄が初の準決勝進出
埼玉県大会7試合で69得点。爆発力を秘める打線の力は甲子園でも発揮され、花咲徳栄は3試合で28得点を挙げていた。
自慢の打線はまず2回、野村 佑希(2年)がレフトスタンドに大会第64号となる本塁打を放ち1点を先制。直後に同点とされるが3回と4回に1点を奪い、リードすると5回につながった。
太刀 岡蓮(3年)、千丸 剛(3年)の連打から満塁とすると須永 光(3年)が死球を受け押し出し。さらに高井 悠太郎(3年)が2点適時打、小川 恩(3年)も適時打で続いて4得点。6点差をつけ試合の主導権を完全に握った。
盛岡大附の先発・三浦 瑞樹(3年)は、4回まではピンチを招いても最少失点で凌いでいたが、3回目につかまった。
6回からは互いに無得点のイニングが続いたが9回、花咲徳栄は高井の適時三塁打などでダメを押し3点を追加。2桁得点を挙げた。
投げては、綱脇 慧(3年)が8回を投げて6安打1失点。四球を1つも与えずしっかり試合のリズムを作り、最後は清水 達也(3年)が締める。春夏通じて初のベスト4に進出した。
(文=小中翔太)
注目記事
・第99回全国高等学校野球選手権大会 特設ページ