山手学院vs座間総合
山手学院11得点!4人の継投でコールド勝利!
勝利を収めた山手学院ナイン
先週の雨とはうってかわって、爽やかな快晴の空のもと、春季神奈川県大会1回戦 座間総合対山手学院の試合が[stadium]大和スタジアム(ドカベンスタジアム)[/stadium]にて行われた。
初回 座間総合先発・川島、山手学院先発・犬山共に走者を背負うものの無失点で切り抜ける。試合が動いたのは2回表だった。山手学院は6番から8番の連続安打で1点を先制。その後も2番の適時打などこの回打者6人連続出塁もありこの回3点をあげた。
3点のリードを許した座間総合は5回、この回からマウンドに上がった山手学院2番手・小中を攻め二死満塁のチャンスをつくる。ここで5番が押し出しとなる四球を選び1点を返した。
3対1の山手学院リードで前半を折り返し迎えた6回表、山手学院は7番、1番の2本の適時打と3番の犠飛で3点を追加し、リードを広げる。座間総合の先発・川島は3回以降立ち直ったかと思われたが、この回途中でマウンドを板垣に託した。
反撃したい座間総合であるが、山手学院2番手・小中、3番手・菱田の継投を前になかなか攻撃の糸口をつかめずに試合は8回に進む。8回表、山手学院は5本の長単打含む打者一巡の猛攻でダメ押しとなる5得点。リズムの良い守備から攻撃へ繋げ、11対1と大きくリードを広げた。
「絶対勝つぞ!」8回表に5点を許してしまい、コールド負けの危機に立たされた座間総合ナインはしっかりとした眼差しで元気よくベンチへと帰ってきた。迎えた8回裏、山手学院は4番手・宮下がマウンドへ。座間総合は代打攻勢で反撃を試みるも得点ならず試合終了。11対1の8回コールドで山手学院が勝利した。
山手学院は4人の継投で6回以降は1人の走者を許さず、相手打線を封じた。特に背番号1を背負う7回裏登板した菱田の力のある球で抑え込む投球は見事で、8回表の攻撃に繋がっただろう。守備のリズムは大切といわれるが、まさにその通りといった試合を山手学院はみせてくれた。
一方で試合後半に突き放されて敗れた座間総合。最後まで諦めずにベンチ、グラウンドから声を出し続ける選手達の姿は試合はまだまだ終わらないという予感をさせるほどだった。
8回コールドで快勝した山手学院は16日に立花学園グラウンドで横浜商と対戦する。
(取材・写真=編集部)
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