東海大福岡vs明豊
途中出場の背番号16が殊勲打
東海大福岡・清水雄大
1点を追う8回に3番・北川 穂篤(2年)の犠牲フライで同点に追いついた東海大福岡。その裏、一死二塁のピンチをしのぐと、延長10回に二死一塁から途中出場で2番に入っていた清水 雄大(きよみず・2年)がライトオーバーのタイムリー二塁打で勝ち越し。10回裏をエース安田 大将(2年)が三者凡退に抑えて接戦を制した。
「清水は県大会の最後から腰の状態が良くなくて、ベンチに入れようか考えた選手。よく打ってくれました」と杉山 繁俊監督は殊勲打の背番号16を讃えた。さらに、「バッテリーがよくがんばった」と1イニング最少失点に抑えたことも褒めた。
エースの安田は立ち上がりと、4回に失点してしまったが、気持ちを切り替えて持ち味のリズミカルなピッチングスタイルで守りのリズムを作った。中学2年生時に変更したサイドスローの投球フォームが特徴で、打たせて取るのが長所。「テンポの良くストライク先行で」とバックのリズムを最優先して投げていることを話した。
もう一つ、このゲームのポイントになったのが8回裏の守り。一死二塁から明豊の4番・杉園 大樹(2年)にレフト前へと運ばれた。東海大福岡のレフト・遠藤 秀斗(2年)の好返球で本塁タッチアウト。キャッチャーの北川はその瞬間に打った杉園の動きを気にしたが、その杉園は一塁ベース付近で本塁のクロスプレーを見てしまっていた。「あそこで二塁に進まれたらきつかったと思います。(止まってくれていて)ラッキーでした」と北川は話した。
もしもう一度、二死二塁になっていたならば、ゲーム展開は変わっていたかもしれない。明豊の視点で考えると、もったいない場面だったように感じる。
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