守谷vs鹿島

　7月8日茨城大会の1回戦、守谷対鹿島の試合が行われた。

　試合は1回表、鹿島は2つの四球で二死一、二塁とするが、5番・箕輪慶太朗はファーストゴロに倒れる。

　2回裏、守谷はヒットと2つの四球で二死満塁とするが、9番・中塚智はセカンドゴロに倒れる。

　そして3回裏に守谷が先制に成功する。守谷は先頭の1番・逆井渡が四球で出塁し、送って二死二塁から、4番・立木陽翔がレフト前タイムリーを放ち1点を先制。

　しかし4回表、先制を許した鹿島が反撃。二死から7番・石井達也、8番・笹沼勇太（2年）、9番・横田昂汰郎の3連打で1点を返す。さらに1番・松本一真（2年）のレフト前タイムリーで1点を勝ち越す。

　5回裏、今度は守谷が逆転。
先頭の逆井が四球と犠打で一死二塁から、3番・遠藤圭悟がレフト前タイムリーを放って同点。さらに盗塁で一死二塁とし、4番・立木のライトへのツーベースで1点を勝ち越す。

　7回表、鹿島は先頭の1番・松本がショート内野安打で出塁し、内野ゴロで二進すると、3番・一條駿の左中間ツーベースで同点に追い付く。

　7回裏、守谷は二死から3番・遠藤が左中間ツーベースで出塁し、四球で二死一、二塁のチャンスを作るが、5番代打・小野駿平（2年）はセンターフライに倒れる。

　3対3の同点で迎える9回裏、守谷は二死から四球と盗塁でサヨナラのチャンスを迎える。ここで4番・立木はレフト前ヒットを放つが、鹿島のレフト・吉山直輝のストライク返球により本塁タッチアウト。試合は延長戦に突入する。

　10回表、鹿島が勝ち越しに成功する。

　先頭の3番・一條がレフト線ツーベースで出塁し、四球とパスボールで無死二、三塁とすると、5番・箕輪が三遊間にボテボテのタイムリーを放ち1点を勝ち越す。

　守谷はここで2番手に背番号4の右サイド・金子大貴をマウンドに送る。
なおも無死一、三塁と追加点のチャンスは続くが、6番・細田善己はカウント2ボール2ストライクからスクイズを試みるも、守谷バッテリーに外され空振り三振。三走・吉山も挟殺でタッチアウトになり、もう1点が取れない。

　1点差で迎える10回裏、守谷は一死から、6番途中出場・木野内正樹がセンター前ヒットで出塁し、7番・大庭大祈（2年）が出塁し一死一、二塁とすると、8番・萩原悠斗が右中間スリーベースを放ち、シーソーゲームは劇的な延長10回逆転サヨナラで幕を閉じた。

（文＝伊達 康）

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