西湘vs元石川
序盤で勝負を決めた西湘の攻撃力!
第一試合終了から1時間空いておこなわれた第二試合。西湘vs元石川。
試合会場である[stadium]サーティフォー相模原球場[/stadium]は第一試合同様、強風が吹きあれている。
試合は先攻の西湘がいきなり2点を先制する。
打線がよく振れている西湘は2回表にも再びチャンスを作る。二死から9番・先発投手でもある栁下 優也がレフトオーバーの二塁打を放つ。二死二塁から1番・山口 拓海の二塁打で追加点。続くチャンスにも相手投手の押し出し四死球、併殺崩れなどで4点を加えこの回5点を取ることに成功し、2回終了時点で7対0と大きく点差が開いてしまい、元石川にとって厳しい展開が強いられることに。
まだまだ攻撃を緩めない西湘は4回表にも先頭の4番・佐野 和樹が二塁打でチャンスメイク。続く5番・海老沼 政樹がレフトへ二塁打を放ち、1点が西湘に加わる。
反撃を食い止めたい元石川だが6回裏に相手ミスから一死一、二塁の得点機を作るが繋がらない。8点差が開いていることから、犠打を絡めて、1点ずつ返そうという元石川だがここはもっとヒッティングで強気にいってほしい場面。
ダメ押しとなる追加点が欲しい西湘は7回表に再び得点機を演出すると、1番・山口がこの日3本目となる安打が2打点目となり、9対0。大きく引き離した。
今日の試合見せ場がない元石川。7回裏、ここで得点を加えないとコールド負けが確定してしまう。
元石川の応戦席には一般生徒が多く詰めかけており、「頑張れ!」「まだいける!」と応援の声が、グラウンドで躍動する選手達に届いたのか、二死だが満塁のチャンスを作ることに成功。ここで4番の高橋 洸登に回ってきた。元石川の応援席はこの日一番の大歓声。しかし、三振に倒れ試合終了。9対0の7回コールドで西湘が勝利。
西湘は7回裏こそ、この試合初めてのピンチだったが、9点差あるため選手達には余裕があった。
打撃面が光っており、各打者が無理に引っ張ろうとせず、センター中心の打撃に徹していることが繋ぐ意識を生み、9得点に繋がったのかもしれない。先発の背番号10を着けた186センチ右腕・栁下 優也の角度あるストレートを中心とした投球が今日の元石川打線には効果的であった。6回を投げて4安打無失点にまとめてみせた。
(文=高校野球ドットコム編集部)
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