浦添工vs北部農林
甘い球を逃さなかった上位打線の活躍で浦添工が二回戦へ進出
浦添工・崎浜秀太
1,2,3番で計7打数5安打7得点3打点。甘い球を逃さずに振り抜き、チャンスメークを作り続けた上位打線の活躍で浦添工がコールドで秋の勝利一番乗りを果たした。
1回裏、浦添工は一死ニ塁から連続ワイルドピッチで労せず先制すると、連続四球で繋ぐと與那嶺大希がレフト前へ運び2点目。さらに仲間栄輝がライト前へタイムリーを放ち3点を加えた。2回裏はエラーとボークにセーフティバントが成功し無死一・三塁。ここで小濱大樹がセンター前へ返して加点。3番仲間駿の打球は右中間を破る2点タイムリー。国吉はライトフライに終わるが仲嶺亜寿人がライト前へ運び4点目を叩き出すと最後は相手のタイムリーエラーで5点目を刻み試合を決定づけた。
浦添工先発の崎浜秀太は、178cmの長身と長い手足から繰り出される伸びのあるストレートが魅力。
「下半身の弱さなど、まだまだ体が未完成。でもこの冬で肉付きが良くなれば、久手堅一樹(2012年の浦添工エース)を越えるかもね」と、この新チームから指揮を執る町原尚忠監督もその素材を認めている中で、力の差があったとはいえ無四球のピッチングにはある程度満足しているのではないだろうか。
「でもバントや走塁ミスなどもありました。これでは次の戦いは出来ません」と、二回戦で当たる美里工との戦いへむけ、勝って兜の緒を締め直しすつもりだ。
北部農は初回、三人の打球が右・左中間へと良い当たりを放ったのだが、浦添工仲間栄輝に守備範囲の広さを見せつけられた格好で好捕されると、その後は二塁に走者を一度進めただけに終わってしまった。
僅か10名だけの部員で苦しい台所事情だが、日頃から取り組んできたことは決して連続四球や悪送球などではないはず。勝ち負けではなく、自分たちが取り組んできたことを試合で表現出来るように、春へ向けて頑張ってほしいと願う。
(写真:當山 雅通)
北部農 | TEAM | 浦添工 | ||
守備位置 | 氏名 | 打順 | 守備位置 | 氏名 |
投手 | 知念孝明 | 1番 | 二塁 | 儀間真侑 |
二塁 | 宮里 龍 | 2番 | 三塁 | 小濱大樹 |
三塁 | 上運天太鶴 | 3番 | 捕手 | 仲間 駿 |
一塁 | 屋富祖大悟 | 4番 | 左翼 | 国吉真之 |
捕手 | 比嘉航一 | 5番 | 右翼 | 仲嶺亜寿人 |
左翼 | 高山新吾 | 6番 | 一塁 | 與那嶺大希 |
中堅 | 幸地記彦 | 7番 | 中堅 | 仲間栄輝 |
遊撃 | 渡久地 崚 | 8番 | 遊撃 | 上原進之介 |
右翼 | 新里泰生 | 9番 | 投手 | 崎浜秀太 |