試合レポート

都立青梅総合vs都立山崎

2013.07.07

青梅総合が3年ぶり初戦突破!都山崎は来夏につながるゲームに

 昨夏の西東京大会は、部員不足で不参加。秋、春の大会では、合同チームで大会に出場し、ゲーム経験を積んできた都立山崎。今春、1年生5名が入部し、2年ぶりの夏の大会参加を果たした。
 その初戦の相手は都立青梅総合都立青梅総合もまた、3年ぶりの初戦突破を狙う。

 初回、都立青梅総合が先制のチャンスを作る。
1番廣瀬太一(2年)が右前打で出塁し、3番内倉勇太(3年)の犠打などで走者を三塁に進める。続く4番小林翔(3年)が右前適時打を放ち、まず1点を先制。
 しかし、2回以降、都立山崎の大型右腕・佐藤昌樹(2年)が好投。また、都立青梅総合のエース・長谷川翔平(3年)も要所で三振を奪い、都立山崎の反撃の芽を潰していく。

 試合は1対0のまま、6回に突入。
 6回表の都立青梅総合の攻撃。
 先頭の中山翔矢(3年)が四球で出塁。続く、7番大島佑基(2年)のバントヒットの間に、中山が三塁へ。9番細谷草太(3年)も四球を選んで、一死満塁とする都立青梅総合

 ここまで何度もピンチを凌いできた都立山崎の佐藤だったが、ここで、1番廣瀬に押し出し四球を与えてしまう。さらに、2番三浦涼(3年)の打球が相手野手のエラーを誘い、3点目を追加。
制球に苦しむ佐藤に、都立青梅総合のクリーンナップが襲い掛かる。3番内倉、4番小林、5番川村太一(2年)の三連打で、この回、一挙7得点。8対1と、都立山崎を大きくリードする。
 さらに、7回には、1番廣瀬の犠飛などで1点を加点し、得点差を広げた都立青梅総合

 都立山崎は、7回裏に、先頭の2番牧谷大器(1年)が左前打で出塁するも、後続をこの回から代わった知久慶之(3年)に打ち取られ、ゲームセット。9対1、5回コールドで、都立青梅総合が勝利し、3回戦に進出した2010年夏以来の3年ぶりの初戦突破を果たした。2回戦は、12日に東村山と対戦する。

 今大会は、1、2年生部員だけで出場した都立山崎。6回以降、大きく突き放されたものの、前半までは粘りあるプレーで、均衡した展開をみせた。来夏までに大きく成長して、白星を掴みにいきたい。

(文=編集部)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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