香川西vs丸亀
4年ぶり4回目の甲子園へ
5回に3点を挙げた香川西が、唯一の得点回のそのリードを守りきり、4年ぶり4回目の甲子園出場を決めた。
香川西は5回裏。敵失などで2死1・2塁の好機をつくると、6番・西岡大智(3年)に中越ランニングホームランが飛び出し、3点を先制する。
対する丸亀は、6回に4番・近藤勇貴(3年)のタイムリー三塁打で1点を反撃。7回にも1点を加え、さらに最終回も2アウトながら一、二塁と責め立てたが、あと1本が出ず涙を呑んだ。
【本塁打を放った香川西・西岡大智(3年)の話】
「打った球は真っ直ぐ。コースをしっかり絞り、センターへコンパクトに弾き返すことを考えた。ランコーが手を回していたので、思い切ってホームを目指した。(柵越えを含め)野球人生で初めてのホームランです」。
【香川西・岩上昌由監督の話】
勝って甲子園に出場できる喜びよりも、不安の方が大きい。昨年は自信を持って戦えるチームを作り上げたが、今年は本当に力がない。この試合でもサインミスやサインの見逃し、守備・走塁ミス、失投などがたくさんあった。それだけに、これから甲子園で戦うまで調整ではなく、しっかりと練習したい。今日も帰って練習します。
(文=和田雅幸)