大島vs開陽
貴重な経験を積めた
鹿児島大島が攻守に開陽を圧倒し3回戦に駒を進めた。
渡邉恵尋監督は「貴重な経験が積めた一戦でした」と振り返った。
力の差は歴然としていたが、攻守に手を緩めることなく、1時間7分のスピードゲームで勝ち切ることができた。
1回に3番長井将史(2年)のライト前タイムリーを皮切りに、4番藤原光寿(2年)のレフト線二塁打、7番吉田航(3年)のタイムリーなどで4点を先取。
2回にも3点を追加し、3回には4本の二塁打を集中して3点をダメ押した。
一番大きな収穫は「1年生が[stadium]県立鴨池[/stadium]で試合を経験し、活躍できたこと」を渡邉監督は挙げる。
5回に2番手で登板した備心之介は3人できっちり片づけた。
2回に代打で出た重原龍成は7点目のタイムリーを放ち、3、4回の先頭打者で代打だった小野浩之介、泊慶悟は二塁打とヒット2本を放ち出塁できた。
3年生の松勇太はレフト、髙司拓朗はライト、長田岳将はセカンド、2年生の恵慎太郎はサードの守備に入り、終わってみればベンチ入り20人中17人を使い、[stadium]県立鴨池球場[/stadium]で勝ちゲームに貢献するという貴重な経験ができた。
1回戦で尚志館に逆転勝ちして、中3日で2回戦の予定が、2日間雨で滞在が余計に伸びた。その間に3年生は進研模試を受けるなど、稀有な体験もできた。19日の3回戦に備え、一旦島に戻って英気を養う。
渡邉監督は「次の試合だけでなく、あと3、4試合勝つつもりでもう一度出直そう」とナインに気合を入れていた。
(文=政純一郎)