桜美林vs都立府中西
山口(桜美林)
10安打10得点で桜美林が4回戦に駒を進める
初回、都立府中西の4番・磯が、桜美林先発・甲斐から2ランホームランを打ち先制する。会場が沸き、都立府中西が試合の主導権を握るかと思われた。
しかし、その裏の桜美林の攻撃、先頭の内藤が都立府中西のエラーで出塁する。2番・小池が犠打を決め、得点圏にランナーを進める。
3番・稲村が打った打球を都立府中西が再びエラーをし、一死1、3塁のチャンスを迎える。ここで打席には4番・山口が立つ。すると、お返しかのように山口がレフトスタンドへ3ランホームランを放ち、逆転。その後、後続も続きこの回4点を入れた。
3、4回も都立府中西の失策が目立つ。3回一死2、3塁でランナーを警戒した都立府中西捕手・竹内が暴投し、一気にランナー2人ともホームインする。4回にもエラーで都立府中西がピンチを招く。すると、桜美林4番・山口が適時打を打つ。さらに5番・菅生が三塁打、6番・近藤も続き、この回3点を入れる。
7点ビハインドで迎えた5回表の都立府中西の攻撃。桜美林先発・甲斐のボールが浮き始める。そこを突きランナーを溜める。桜美林ベンチはピッチャーを佐藤に交代する。
このチャンスに都立府中西ナインが奮起する。3番・小川の犠飛、4番・磯の内野安打、6番・沢辺の適時打で3点を返した。
しかし、都立府中西の反撃もここまで。残り4回は得点圏にランナーを進めることができずに終わった。
桜美林打線も6回に1点を加えたのみと、ピリッとしない終わり方となった。それでも、桜美林は今日の試合で失策0と守備力の高さを見せ、エースの温存もできた。コールド勝ちはすることができなかったが、10安打10得点と得点力もある。20日の4回戦では攻守が噛み合った桜美林野球を見せてくれるだろう。
(文=編集部)