試合レポート

小倉東vs北九州市立

2011.04.10

小倉東vs北九州市立 | 高校野球ドットコム

井上(小倉東)

前回優勝校、面目保つ 

強力打線で前回大会を制した小倉東と、春季大会北部ベスト4躍進の北九州市立のカードは、一回戦屈指の公立校決戦。
戦前の予想は、主力3年生が卒業で、2名しかスタメンに残ってない小倉東に対して、近年低迷ながらも、秋季大会北部準優勝の東筑を下した北九州市立の勢いが勝ると思われた。

試合は両校ゆずらない逆転につぐ逆転のシーソーゲームに。
シーソーゲームを制したのは小倉東だった。
4点を追う8回裏、井森のライト頭上をおそう三塁打で小倉東が逆転。これが決勝打となり、小倉東が2回戦へと駒を進めた。
これぞ「高校野球」的な白熱した試合だった。北九州市立は、センターラインの堅い守りに、積極的に振りぬく打線で、九州大会常連時代を彷彿させた。小倉東は、小粒になった打線が、逆方向への狙い打ちや、しぶとく野手の間に打球を運ぶ、昨年とは違う野球を見せた。

チームカラーを復古の市立に、マイナーチェンジの小倉東。今後の戦いに、注目だ。

(文=PNトマス

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.21

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在33地区が決定、岩手では花巻東、秋田では横手清陵などがシードを獲得〈5月20日〉

2024.05.22

【愛知・全三河大会】三河地区の強豪・愛知産大三河が復活の兆し!豊川を下した安城も機動力は脅威

2024.05.21

【関東】帝京が2発12得点のコールド勝ち、常総学院はセンバツV校に競り勝って4強入り<春季地区大会>

2024.05.21

【東海】中京大中京が20年ぶりに春の東海チャンピオンに輝く<春季地区大会>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.17

「野球部や高校部活動で、”民主主義”を実践するには?」――教育者・工藤勇一さん【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.5】

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.19

【東海】中京大中京がコールド勝ちで17年ぶり、菰野は激戦を制して23年ぶりの決勝進出<春季地区大会>

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.29

【岩手】盛岡中央、釜石、水沢が初戦を突破<春季地区予選>