神戸西vs滝川第二
福(神戸西・須磨・須磨翔風)
そして、一打同点のピンチとなった最後の場面。滝川第二の打者中井将太(3年)はファウルで4球粘っていた。勝負を決めたい8球目、福は捕手の藤原尚史(3年)が出した変化球のサインに首を振った。最も自信のある内角への直球。その信じていた渾身の球を投げ込むと、打者の中井は手が出なかった。球審の手が上がると福は大きく吠えて喜びを表した。
「最後はバテていたけど気持ちで投げました」と左腕はハニカミながら取材に応えた。
同地区の宿敵、滝川第二相手に存分に力を発揮した福敬登。神戸西、須磨の校名を背負い、次も投げるつもりだ。
(文=松倉 雄太)
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滝川第二 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | ||||||
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神戸西・須磨・須磨翔風 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 2 |
滝川第二:柳田、武田、中村‐閑谷 神戸西・須磨・須磨翔風:福‐藤原