【センバツ】73年ぶり、38年ぶり…長いブランクを経て吉報を待つ候補校たち
日大三島 永田監督
28日午後3時より、第94回選抜高校野球大会(3月18日開幕、阪神甲子園球場)の選考委員会が開かれ、出場32校が決定する。
前回大会では宮崎商(宮崎)が52年ぶりの出場を果たし半世紀のブランクを経てセンバツの舞台に帰ってきたことが話題となった。
今大会の出場校候補では昨秋東海大会を制した日大三島(静岡)が選出されれば38年ぶりのセンバツとなる。同校は2020年4月より、報徳学園(兵庫)では全国制覇を達成した名将・永田 裕治監督が就任すると、わずか2年で東海大会優勝のタイトルを獲得。センバツへの切符を大きく手繰り寄せた。永田監督としては2017年春以来のセンバツの舞台となる。
そして21世紀枠の候補に挙がっている高松一(香川)も選出されれば73年ぶり2回目と長いブランクを経ての出場となる。昨秋は部員13人ながら県8強進出と躍進した。吉報は届くのか、注目だ。
そのほか選出となれば20年ぶりとなる広島商(広島)、23年ぶりとなる長崎日大(長崎)などの有力候補が首を長くして吉報を待つ。
出場候補となっている学校にとっては新たな歴史が生まれる運命の1日となるだろう。今大会は例年通り一般枠28校、21世紀枠3校、神宮大会枠1校で選考される。
[page_break:【一覧】過去5年で長いブランクを経て出場した主なチーム]・過去5年で長いブランクを経て出場した主なチーム
■2021年 第93回大会
宮崎商(宮崎)52年ぶり3回目
■2020年 第92回大会
鶴岡東(山形) 41年ぶり2回目
尽誠学園(香川)18年ぶり7回目
大分商(大分)23年ぶり6回目
磐城(福島)46年ぶり3回目(21世紀枠)
(新型コロナウイルス感染で開催中止、代わりに夏に甲子園交流試合を開催)
■2019年 第91回大会
桐蔭学園(神奈川)16年ぶり6回目
春日部共栄(埼玉)22年ぶり3回目
津田学園(三重)17年ぶり3回目
米子東(鳥取)23年ぶり9回目
■2018年 第90回記念大会
日大山形(山形)36年ぶり4回目
國學院栃木(栃木)18年ぶり4回目
東筑(福岡)20年ぶり3回目
瀬戸内(広島)27年ぶり3回目
膳所(滋賀)59年ぶり4回目(21世紀枠)
■2017年 第89回大会
高田商(奈良)23年ぶり3回目
帝京第五(愛媛)48年ぶり2回目
福岡大大濠(福岡)26年ぶり4回目
東海大福岡(福岡)32年ぶり2回目
中村(高知)40年ぶり2回目(21世紀枠)
(記事:藤木 拓弥)