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【選抜出場校】関東・東京地区6校すべて戦力紹介!作新学院、早稲田実業、日大三など出場!

2017.01.28

【選抜出場校】関東・東京地区6校すべて戦力紹介!作新学院、早稲田実業、日大三など出場! | 高校野球ドットコム

関東・東京地区は作新学院、早稲田実業、日大三らが出場!!

 第89回選抜高等学校野球大会の出場校が決まった。毎年、選抜ベスト8に名を連ねる関東・東京地区。今年も多くの名門校が甲子園に登場する。そんな今大会出場チームの顔ぶれについて詳しく紹介していきたい。

 関東・東京地区の出場校は以下の通り。

▽関東地区
作新学院:5年ぶり10回目
昨夏全国制覇を果たした作新学院は、メンバーがガラッと入れ替わった。それでも関東大会を制覇し、5年ぶり10回目の選抜出場を手繰り寄せた。今井達也のような選手はいなくても、優勝できるところに、作新学院はすっかりと基盤となる強さを身に付けたといっていい。エース左腕・大関 秀太郎が試合を作り、強打の1番・鈴木 萌斗や好打者・添田 真聖を中心につないでつないで点をもぎ取るのが今年の作新学院の戦い方だ。新チーム発足は遅かったが、それでも選手たちの意識の高さでチーム力を高めてきた。この冬を乗り越えて、選手たちがどれだけ変わっているか注目だ。

東海大市原望洋:7年ぶり2回目
毎年、大型選手を揃える東海大市原望洋だが、今年も注目選手が多い。最速147キロ右腕・金久保優斗は、プロ注目の好投手。一発長打のある荒川太一塚本翼、俊足巧打の遊撃手・藤本 誠啓、7番打者ながら急激に成長を見せている強打の三塁手・樋口圭輔と長打力のある打者が揃う。課題は金久保以外の投手の台頭となるだろう。

前橋育英:6年ぶり2回目
今年の前橋育英は昨秋の関東大会で2試合連続で逆転勝ちでベスト4に勝ち進んだ。ウリは、前橋育英4本柱といわれる強力投手陣だ。先発の吉澤 悠が試合を作り、また普段ライトを守る皆川  喬涼は最速144キロのストレートが注目されるが、一番のウリは緩急をつける投球ができること。遅い時は80キロ台にもなるスローカーブでよりストレートを速く見せて、春季関東大会の関東一戦では1安打完封を記録している。

またセンターを守る丸山 和郁がマウンドに立つと、雰囲気が変わる。左腕から最速143キロのストレートとキレのあるスライダーを武器にする好左腕で、さらに走攻守三拍子揃った外野手でキーマンとして注目したい選手。また根岸 崇裕は192センチ93キロの右腕で、ポテンシャルならば4人の中でナンバーワンの投手で、選抜でその才能が開花することになれば、一躍ドラフト候補になり得る可能性を秘めている。打者では主砲・飯島大夢が自慢の長打力を甲子園で発揮できるか。二度目の選抜では初勝利、そして初優勝を目指す。

健大高崎:2年ぶり3回目
今年も健大高崎は相手の心理を付いた走塁技術は脅威で今年は強打が加わる。打線の中心は俊足、巧打、堅守のショート・湯浅大、そして一発長打を打てる安里 樹羅など1番~9番まで隙がない。投手陣は継投策でつなぐが、注目は最速143キロ右腕・小野大夏健大高崎はここまで二度選抜出場をしているが、どちらもベスト8以上(2012年はベスト4)に入っている。今年は投打で戦力を揃え、頂点を勝ち取る。

▽東京
早稲田実業:4年ぶり21回目
高校通算78本塁打の清宮幸太郎や、1年生スラッガー・野村大樹を筆頭に勝負強い打者が揃い、打線の破壊力は大会トップクラス。また複数の投手陣を揃え、打撃戦になっても継投策でしのぐことができる。たとえ劣勢になってもしっかりと追いついて逆転する粘り強さもあり、これほど嫌らしいチームはない。早稲田実業は今回で21回目の出場。1957年には王貞治投手を擁して、優勝を飾っている。60年ぶりの優勝を目指して、投打ともに整備し本番に臨んでいく。

日大三:6年ぶり19回目
日大三は都大会準優勝に終わったが、打線の破壊力は出場校トップクラス。都大会6試合で9本塁打を放った強力打線が最大のウリ。この破壊力ある打線が選出の要因にもなった。今年は強打の1番・井上大成、スラッガー・金成麗生など一発を打てる打者が数多く揃う。一冬超えて、さらに打線のつながりが良くなれば、甲子園でも高い得点が望めそうだ。注目はエースの櫻井周斗。左腕から投げ込む速球の最速は144キロを計測し、自慢である縦スライダーは打者の手元で大きく落ちる。この縦スライダーで清宮から5三振を奪い、今大会の注目左腕になっていきそうだ。選抜は6年ぶりの出場となり、6年前は準決勝まで勝ち進んでいる。自慢の豪打を甲子園でも発揮していきたい。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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