全国大会出場を決めたのは既に3校!敗戦を成長の糧にできる教育的観点も準硬式の魅力だ!<田中裕毅の”準硬ドットコム”第16回>
2023年の全日大会を優勝した大阪経済大
センバツを皮切りに始まった春は、各地で熱戦が繰り広げられている。優勝争いはもちろん、夏のシード権の行方、さらには1年生のデビューなど、週末は高校野球の話題が尽きない。
見た目は硬式、中身は軟式のハイブリッドベースボール・準硬式もそれは同じ。全国各地で春季リーグ戦が繰り広げられており、夏の全国大会をかけた熾烈な争いが活発化している。今回はそんな全国大会の行方を、各地区で見ていきたい。
2024年の全国大会の概要
まずは2024年の全国大会の出場校数をおさらいしたい。
全日本大学準硬式野球選手権:出場24チーム
内訳:北海道2、東北1、関東6、東海3、北信越1、関西5、中国1、四国1、九州4
※九州は開催地1を含む
清瀬杯全日本大学選抜準硬式野球大会:出場16チーム
内訳:北海道1、東北1、関東4、東海2、北信越1、関西3、中国1、四国1、九州2
各地区に与えられた出場枠は上記の通り。この限られた切符をかけて、現在春季リーグ戦を戦っている。しかし地区によっては、リーグ戦の結果だけでは出場を決めることが出来ない。リーグ戦の結果を踏まえて、プレーオフで出場権を獲得できる地区もある。
地域によって決定方法が異なるため複雑なところもあるが、ここから地区ごとに決定方法、さらに既に決まっているチームを整理したい。