試合レポート

花園大のエース・藤原が最速154キロをマーク!2番・堀江が6打点の活躍で勝ち点を獲得!【京滋大学野球】

2024.04.03


藤原聡大(花園大)

<京滋大学野球連盟春季リーグ戦:花園大10-7大谷大>◇2日◇第1節2回戦◇わかさスタジアム京都

花園大が逆転勝ちで連勝。勝ち点1を獲得した。

攻守でヒーローになったのが、2安打6打点と大暴れした2番中堅の堀江 楓雅(4年=福井工大福井)。前日は途中出場だったが、「4年生ですし、ここ一番で打ってくれるかなと思った。器用なので色んなことができる」(川崎克巳監督)と期待されての抜擢だった。

まず見せ場を作ったのは守備。0対0で迎えた2回裏に二死満塁から安打を打たれると、堀江の前に打球が飛ぶ。二塁走者は本塁を狙ったが、堀江の好返球で本塁タッチアウト。先制点を与えなかった。

5回表には二死満塁のチャンスで打席が回る。「狙いは緩い球だったんですけど、何とか体が反応してくれました」とストレートを左中間に弾き返す3点適時二塁打を放ち、待望の先制点を挙げた。

花園大はその裏に6失点で逆転を許すが、6回に1点、7回に2点を返して同点に追いつく。すると、8回裏には一死満塁と絶好の勝ち越し機でまたしても堀江に打順が回ってきた。逆方向への意識があった中で内角のストレートに上手く対応して、レフトへの3点適時二塁打で勝ち越しに成功。「みんなが打たせてくれた感じですね」と笑顔を見せた。

3点リードで迎えた9回裏には昨年に152キロをマークしている藤原 聡大(3年=水口)が登板。調整遅れで開幕節はショートイニングでの出番となったが、見逃し三振、三塁ゴロ、空振り三振で三者凡退と圧巻の内容だった。球場のスピードガンでは最速151キロと表示されるも関係者のスピードガンでは自己最速を更新する154キロを計測したそうだ。

「春に向けて冬からやってきたことが出せたかなと思います」と今季初登板を振り返った藤原。体重は昨年から6㎏増の75㎏となり、さらに力強さが増した印象だ。

2季ぶりの優勝に向けてエースの復調は欠かせない。次節以降ではどんな投球を見せてくれるだろうか。

8回表に勝ち越しの3点適時二塁打を放った堀江楓雅(花園大)

この記事の執筆者: 馬場 遼

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