試合レポート

中央学院が2戦連続2ケタ安打でセンバツ初8強、宇治山田商の反撃届かず

2024.03.27


臼井夕馬、颯佐心汰(ともに中央学院)※写真は過去の取材より

<第96回選抜高校野球大会:中央学院7-6宇治山田商>◇27日◇2回戦◇甲子園

中央学院(千葉)が、1点差で宇治山田商(三重)に競り勝って、初のベスト8入りを果たした。4回表まで7対0と大きくリード。中盤以降に宇治山田商の反撃にあい、1点差に詰め寄られたが、リリーフの颯佐 心汰内野手(3年)が9回一打同点のピンチを抑えて逃げ切った。

颯佐は「チーム一丸となって勝つことができて嬉しい。気持ちのぶれがなく、投げることができる。打撃では内野の間を抜くことを意識している」と振り返った。先発の臼井 夕馬投手(3年)は「周りを見て、弱気にならずに投球ができた」と投球を振り返った。

打線は3回に1点を先制すると、3回に3点、4回にも3点を奪って7得点。中盤で試合の主導権を握った。終わってみれば10安打。初戦の耐久(和歌山)戦の13安打に続いて2試合連続2ケタ安打の猛攻を見せた。

宇治山田商は初のベスト8まであと1歩及ばなかった。中盤まで7点差をつけられたが、あきらめることなく6点を奪って、あと1歩まで追い詰めた。7回から4番手で登板し3回を無安打無失点に抑えた中村 帆高投手(3年)は「初戦で良い形で投げることができたので、その形を2回戦でも継続できた」と敗戦にも収穫を口にした。春の悔しさは夏にぶつける。

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この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

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