試合レポート

大阪桐蔭が快勝、西谷監督が甲子園68勝で歴代最多タイ、北海は13年ぶり春勝利ならず

2024.03.22


平嶋 桂知、ラマル ギービン ラタナヤケ(大阪桐蔭)

<第96回選抜高校野球大会:大阪桐蔭7-1北海>◇22日◇1回戦◇甲子園

大阪桐蔭(大阪)が北海(北海道)に快勝し、3年連続でセンバツ初戦を突破した。

3回に3安打と3四球をからめて4点を先制すると、4回、6回にも効果的に追加点を入れて突き放した。左翼への大飛球ファウルを飛ばしていた4番・ラマル ギービン ラタナヤケ内野手(3年)は「新基準バットでも芯で捉えることができれば、飛ばすことはできる。今日は打席の準備がうまくできなかったのが反省点」と1安打1打点でも満足していなかった。

先発の平嶋 桂知投手(3年)は最速149キロをマーク。7回を4安打1失点(自責0)に抑えて勝利を呼び込んだ。「フォーム改造がうまくいった。7、8割の力で投げた方がコントロールも、スピードも出ることに気付いた」と白い歯を見せた。

西谷 浩一監督は春夏通算の甲子園成績が68勝13敗となり、元智辯和歌山(和歌山)監督の高嶋 仁氏が持つ歴代最多タイ勝利数に並んだ。西谷監督はそれでも「勝利数にこだわりはないです。勝ちたい気持ちは持っています。勝てば、次も勝ちたい。それだけです」と謙虚な気持ちを強調していた。2回戦の神村学園(鹿児島)戦で、歴代単独トップの座を狙う。

北海は4回に意地の1点を返したが、反撃もそこまで。13年ぶりのセンバツ勝利はならなかった。

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この記事の執筆者: 河嶋 宗一

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