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【春季東京】帝京が予選から二年連続優勝を狙う!『このままじゃ学舎にも関東一にも勝てない!』冬場の猛練習で基礎を徹底!

2024.03.04


二郷 ワタル(帝京)

3月3日、春季東京都大会の抽選会が行われ、各校が一堂に集結。センバツ出場の関東一など強豪校の初戦が決まった。
その中で、東東京の名門・帝京は予選からスタートする。抽選の結果、初戦は目黒日大と対戦することが決定した。

帝京は昨秋、同じ東東京のライバル・二松学舎大附と同ブロックに入り、代表決定戦で激突。0対8の7回コールド敗退してしまったため、今春は予選からの登場となったわけだ。

毎年甲子園をかけて戦う同地区のライバルの前に敗れたことは、やはりチームにとってのダメージは大きかったという。抽選会に出席した帝京の二郷 ワタル内野手(新3年)はこう話す。
「公式戦が終わってしまったということ以上に、0対8のコールド負けという結果が本当に悔しかった。だから少しの間、チームの空気は重かったと思います。
あの試合、初回に3点を失ってから、すぐに取り返せなかったのもそうですし、守備でもこっちが受け身なったことで複数失点にも繋がった。『点数を取られたら、その分取り返す』っていう気持ちが足りなかったと思います。
なので、まず練習から『それじゃあ学舎に勝てない、関東一に勝てない』とかとにかく声を掛け合ってライバルを意識して、徐々に春、夏に向けて動き出しました」

オフシーズンに金田監督から示されたチームのテーマは『圧倒』だった。
「全員でミーティングの中で、オフシーズンに何をやるべきか。話し合いをする中で監督からテーマを出してもらいました。
そうしたなかで、打撃であれば新基準バットに変わることで、高い弾道の打球は飛距離が出ない。だから大体45度くらいの角度で伸びる打球を飛ばす。同時にスイングスピードを上げていく。守備なら取れるアウトを取るために、とにかく捕球を丁寧にやること。2人1組でゴロ捕球をするなど基礎の部分から取り組むようにしました」

時間をかけて基礎を固めてきた帝京。2日からは練習試合を行い、「初戦から冬場にやってきたことが発揮できた。やってきたことは間違いなかったと思っています」と予選に向けて自信を深めた。
「秋は早い段階で負けてしまい冬は長かったですけど、練習を乗り越えて、2日の練習試合では成長を実感できる内容でした。予選、そして都大会も勢いのままに圧倒して勝ち上がって、目標の優勝を達成したいです」

2023年の春季都大会は、帝京が優勝を飾り、関東大会でもベスト8進出を果たしている。前回王者が予選から相手を圧倒する戦いで、再び頂点に立つことができるか。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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